巨人・丸 今季初1番で28打席ぶり安打から3安打3打点「もう大丈夫と自分では信じたい」

2024年04月28日 18:07

野球

巨人・丸 今季初1番で28打席ぶり安打から3安打3打点「もう大丈夫と自分では信じたい」
<D・巨>ヒーローインタビューを終え左翼スタンドのファンの声援に応え引き揚げる丸(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人6―2DeNA ( 2024年4月28日    横浜 )】 巨人の丸佳浩外野手(35)が28日のDeNA戦(横浜)で今季初のスタメン1番に入り、28打席ぶり安打から一気に3安打3打点と大活躍。今季3度目の猛打賞でチームを勝利に導いた。
 前日27日の同戦で2―1と辛勝したものの、球団ワースト記録更新の13試合連続3得点以下となってしまった阿部巨人。

 この日は開幕から26試合目で今季9人目となる1番に丸が入り、2年ぶり3番に吉川、6番には今季初スタメンの中山を入れ、坂本はベンチスタートと大幅に打線を組み替えて試合に臨んだ。

 すると、これが大当たり。丸は0―0で迎えた4回、2死二塁から中前適時打を放って先制点を奪うと、2―2で迎えた6回には2死二塁から今度は右中間フェンス直撃の適時二塁打を放って3―2と勝ち越し。

 すると、続く佐々木も左中間フェンス直撃の適時二塁打を放って待望の4点目が入り、球団ワースト新記録の13試合連続3得点以下という不名誉記録にピリオドを打った。

 丸は8回にも貴重な追加点となる右犠飛を放ち、続く佐々木もプロ初の猛打賞となる3安打目。丸が3安打3打点、佐々木が3安打2打点、吉川も2安打1打点の活躍だった。

 試合後、敵地でヒーローインタビューに臨んだ丸は「まずはしっかり勝つことができて良かったと思います、はい」と爽やかに第一声。

 1番での出場については「プレーボールも1人目のバッターなので、チームになんとかね、勢いをつけられるような打席にしたいなと思ったんで。きょうはなんとかできたんじゃないかなと思います」と振り返った。

 唯一凡打に終わった初回の第1打席も初球を叩いて中堅に運び、関根のスライディングキャッチに阻止されたもの。「振れるボールはどんどんいこうと思っていたので、それがいい方向にいってくれたと思ってます」。3回、第2打席で放った右前打も初球、4回の第3打席で放った先制の右前打も初球打ちだった。

 丸は21日の広島戦(マツダ)で0―0で迎えた6回に右中間への二塁打を放ち、小林の犠飛で先制のホームイン。だが、直後に試合が中断し、結局は5回降雨コールドとなって丸の安打も小林の打点も幻に終わっていた。

 そのため、3回の第2打席で放った右前打は、18日の阪神戦(甲子園)で3安打して以来、実に出場8戦28打席ぶりの安打だったが、そこから一気に猛打賞と爆発した。

 「なかなかヒットが出てなくて苦しかったんですけど、まぁ、あの…自分のできることをしっかり。1打席1打席やるしかないと思っていたので。きょうのゲームに関してはそれができたと思います」と丸。

 「もう大丈夫と自分では信じたいんですけど。いい意味でね、また…あしたも試合あるんで。切り替えてまた、あしたのゲームに臨めればなと思います」とし、「今シーズン、投手陣に非常に助けてもらっているゲームがかなり多いので、またあしたからのゲーム、早いイニングで1点でも多く取れるように僕も含めてバッター陣がね、盛り上げていければなと思います」と力強くコメントした。

 そして、ファンへ向けたメッセージを求められると「きょうもたくさんの応援、本当にありがとうございました。なかなか点が取れずにフラストレーションのたまるゲームが続いていると思いますけど、またあしたから皆さんが気持ち良く見てくださるようなゲームをしていきたいと思います。また、あしたからもよろしくお願いします。ありがとうございました!」と最後まで礼儀正しい丸だった。

 

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