パワー、スピード、強肩 一瞬たりとも見逃せないレッズ・デラクルスがレンジャーズ戦で好守を披露

2024年04月28日 08:58

野球

パワー、スピード、強肩 一瞬たりとも見逃せないレッズ・デラクルスがレンジャーズ戦で好守を披露
レッズのエリー・デラクルス(AP) Photo By AP
 レッズのエリー・デラクルス内野手(22)は特別なプレーヤーだ。27日(日本時間29日)のレンジャーズ戦、「2番・遊撃」でスタメン出場すると、打撃では5打数0安打3三振だったが、守備で魅せた。
 3-0で迎えた5回2死三塁の場面だ。レンジャーズのトラビス・ジャンコウスキーが外角直球を叩いた打球は三遊間へ。シフトで二塁ベース付近を守っていたデラクルスは素早く、定位置付近へと戻り、バックハンドで処理。そこから強肩を発動し、一塁でアウトにしてみせた。ジャンコウスキーは左打者で、しかもメジャートップクラスの俊足だが、間一髪のタイミングでアウトにした。

 中継のFOXの実況アナウンサーは最初「ゴロが飛びました、これは得点になるでしょう」と伝えたが、「デラクルスの肩がアウトにしました。ジャンコウスキーは素晴らしいスピードを持っていますがなんというプレーでしょう。これをアウトにできるのはデラクルスだけかかもしれません、BANG BANG PLAY(短時間の間に2回の重要なアクションを出た場面を指す)でした」と絶叫している。

 1メートル96の長身でスイッチヒッターのデラクルスは、パワーとスピード、そして大砲のような強肩を持ち合わせ、現在のメジャーで最も注目される若手の一人となっている。4月8日(日本時間9日)のブルワーズ戦では、左打席でバックスクリーン上部に当てる特大の本塁打を放った後、右打席ではランニングホームラン。14・96秒でダイヤモンドを一周してみせた。

 19日のエンゼルス戦では1試合3盗塁と3点本塁打で魅せた。2回に右打席で安打を放った後、二盗、三盗を決め、捕手の悪送球を誘い、本塁生還で先制のホームを踏んだ。8回裏は左打席で、外角低め95マイル(約152・9キロ)の直球を左翼に3点弾。ここまで17盗塁は全体1位、7本塁打は6位タイである。

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