阪神・村上　淡路島の先輩・近本の先制打に「あの人は勝手に打つ」「いっぱい助けてもらおうと思う」

2023年04月22日 16:41

野球

阪神・村上　淡路島の先輩・近本の先制打に「あの人は勝手に打つ」「いっぱい助けてもらおうと思う」 — ＜中・神＞初勝利を完封で飾った村上（撮影・大森　寛明） Photo By スポニチ

【セ・リーグ阪神2―0中日（ 2023年4月22日バンテリンD ）】阪神・村上頌樹投手（24）がプロ3年目での初勝利を完封で飾り、2連敗からの脱出へ導いた。

　7回完全で交代して話題を呼んだ前回12日の巨人戦から中9日で登板。再び4回まで走者を一人も許さず、2試合にまたいで11回完全に抑えた。5回1死から福永に中前打を許し、1日のDeNA戦から3試合にまたいでの打者37人連続斬りで止まっても後続を断った。今回は交代なく、9回105球を力投。わずか2安打に抑え、初の2桁10三振を奪う快投だった。

　ヒーローインタビューで背番号41の右腕は胸を張った。

　――大きな拍手。
　「最高です」

　――初勝利の気持ち。
　「本当になかなか勝利できなくて、1軍での登板も少なかった。やっとできてうれしい」

　――初完投、初完封、無四球。
　「無駄なランナーを出さずにいけたことが完封につながったと思う」

　――前回は7回完全。
　「一人一人しっかり抑えていくイメージで攻めのピッチングをしたいと思っていた。それができて良かった」

　――4回までまた完全。
　「そこは意識せず、一人一人を抑えるイメージでやっていた」

　――自らの安打から先制。
　「あれが一番うれしい」

　――先制打は淡路島の先輩、近本だった。
　「あの人は勝手に打つので還れて良かった。いっぱい助けてもらおうと思うので、これからも打ってもらおうと思う」

　――リードしてからは。
　「1点取られても大丈夫というイメージでずっと投げていた」

　――3年目。いろんな思いがある。
　「去年は悔しかった。ここでこういう勝利ができて良かった」

　――ファンの期待も高まる。
　「これからも応援よろしくお願いします」