侍・栗山監督「こんな微動だにしない選手初めて見た」と驚いた侍戦士とは? 大谷驚弾にも動じず…

2023年04月22日 22:17

野球

侍・栗山監督「こんな微動だにしない選手初めて見た」と驚いた侍戦士とは? 大谷驚弾にも動じず…
公開生放送に出演、花束を手に笑顔の栗山監督(撮影・西海健太郎)  Photo By スポニチ
 3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹監督(61)が22日、東京の日比谷公園で行われたニッポン放送「八木亜希子 LOVE&MELODY」の公開生放送に出演。大会新記録の通算13打点をマークして優勝に貢献した吉田正尚外野手(29=レッドソックス)について語った。
 準決勝のメキシコ戦で起死回生の3ランを放つなど、主砲として活躍した吉田。栗山監督は「ポールに当たれ、当たれ!と思った」とメキシコ戦での心境を振り返り、「正尚いなかったら本当にヤバかったですよ、この大会」と語った。

 吉田の印象について聞かれると「こんなに微動だにしない選手初めて見ました」と指揮官。大会前の3月6日、阪神との強化試合で大谷が本塁打を放った場面を振り返り、「ベンチも“こいつ(大谷)ヤバいな”ぐらいの雰囲気で。でも正尚、まったく微動だにしなかったですよ、座ったまま。“それが何なの”という感じですね」と大谷の規格外の一発にも吉田は動じなかったエピソードを明かした。

 「人のことを構ってる場合じゃなくて自分が何をするかに集中してる。自分が次の打席で何をするかしか考えていない。何が起こっても心が動かない強さ」と集中力を称えた栗山監督。吉田は昨年12月にレッドソックス入りで合意したが、「レッドソックス入りが決まった瞬間にメンバーから外したんですよ」と一度は侍ジャパンの候補から外したという。「あの大谷翔平でさえメジャー1年目のオープン戦まったく打てなかった。そのぐらい向こうのボールに対応するのは時間がかかる」という吉田への配慮が理由だったが、吉田に電話すると「監督、何言ってるんですか?メジャーも夢だったけど、この日本代表、僕の夢なんです!」と熱い言葉が返ってきたそうだ。

 吉田のWBC出場志願を聞いて「めっちゃ刺さっちゃって、心に」と一転して侍ジャパン招集を決意。「熱さとクールさ、あれだけ同居している選手も珍しい、素晴らしい選手です」と称賛の言葉を贈っていた。

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