【阪神大学野球】大産大が大体大に先勝　先発・松田が3勝目「スライダーが良かった」

2023年04月22日 16:03

野球

【阪神大学野球2023春季リーグ戦第3節大阪産業大6―3大阪体育大（ 2023年4月22日大阪シティ信用金庫スタジアム）】大阪産業大が先勝した。3回表1死二塁、3番・横山太一（3年＝市尼崎）が左前適時打を放ち先制、2死一、三塁から7番・田中蓮（2年＝関大北陽）が三遊間を破り1点を追加した。5回には田中蓮が三塁線を破る適時二塁打、6回は1番・米田光希（2年＝中部商）の右越え適時三塁打に相手の守備の乱れもあり、3点を奪った。

　先発した松田啄磨（4年＝大冠）は、7回まで2安打に抑えていたが、8回に3点を失った。失点は強風で打球が伸びたり、失策も重なったものだったが、打線の援護もあり危なげはなかった。

　「立ち上がりから自分ではよくないと感じていましたが、悪いなりに序盤はテンポ良く投げられたと思います。きょうはスライダーが良かったです」

　今リーグは3勝目。昨年までは力で抑えようとして空回りすることもあったが、打者との駆け引きをおぼえ、打たせて取る投球を実践したことで成長した。

　宮崎正志監督は「7回を終わった時に本人にはもう1イニングという話をした。最後は風で不運な面もあったが…」と試合を振り返った。

　今リーグ戦も中盤にさしかかってきたが、優勝争いは混戦ムード。ただ、第2節の天理大とのカード第3戦が27日に予定されているだけに、この週末と天理大戦を制すれば08年秋季以来の優勝の道がグッと開ける。　　