巨人・秋広 プロ初スタメンで初安打初打点 「凄くうれしい」貴重な同点二塁打 身長2メートル大砲候補

2023年04月23日 05:20

野球

巨人・秋広 プロ初スタメンで初安打初打点 「凄くうれしい」貴重な同点二塁打 身長2メートル大砲候補
<ヤ・巨>2回、同点適時二塁打を放ちガッツポーズする秋広(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4-2ヤクルト ( 2023年4月22日    神宮 )】 野球人生のスタートと同じ二塁打で、プロの第一歩を踏み出した。巨人・秋広が「7番・左翼」でプロ初スタメン。0―1の2回2死一塁の第1打席で右中間へ同点二塁打を放ち「ずっと目標にやってきたので凄くうれしい」と胸を張った。
 幼稚園年長の初打席は左中間二塁打だった。小学2年生以上の試合に出場し、第1打席でいきなり快音。峰台小学校の卒業文集で「第1打席でツーベースを打ってしまいました。それが野球人生の始まりでした」と振り返るほどの思い出で、野球に夢中になった。

 身長2メートルという恵まれた体格もあり、期待の左の大砲候補は「ゴジラ」の道をたどる。2年目の昨季から、OBの松井秀喜氏の背番号「55」を継承した。同氏は1年目にヤクルト戦でプロ初安打初打点をマークした。一方の秋広は1年目の9月に代打で1軍デビューを果たすも、2年目は1軍出場なしに終わっただけに「悔しさを持ちながら過ごした1年だった」と振り返る。レジェンドからは2年遅れたが、同じ二塁打。先制された直後の嫌な流れを変える一撃に、原監督からは「良いバッティングをした」と称えられた。

 自主トレで弟子入りし、師と仰ぐ中田翔の誕生日を祝う一打にもなった。「次は初ホームランを目標に頑張りたい」と秋広。ゴジラへの道の歩みを加速させ、低空飛行が続く巨人の「新たなる希望」となる。(小野寺 大)

 ◇秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年(平14)9月17日生まれ、千葉県船橋市出身の20歳。二松学舎大付では2年秋から投手兼内野手で甲子園出場なし。高校通算23本塁打。20年ドラフト5位で巨人入団。21年9月29日中日戦で代打としてプロ初出場。昨季は2軍で109試合に出場し、打率・275、9本塁打、38打点。2メートル、95キロ。右投げ左打ち。

 ▼巨人・グリフィン(6回4安打1失点でリーグトップタイの3勝目)真っすぐが比較的思ったところに投げられた。(6回に初安打となる左前打を放ち)打つ方でも貢献できるのであれば、どんなことでもしたい。

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