メッツ・千賀滉大 4勝目ならず 7奪三振も制球に苦しみ、5回5安打2失点

2023年04月27日 09:42

野球

メッツ・千賀滉大 4勝目ならず 7奪三振も制球に苦しみ、5回5安打2失点
ナショナルズ戦に先発したメッツ・千賀(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   メッツーナショナルズ ( 2023年4月26日    ニューヨーク )】 メッツの千賀滉大投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠地ニューヨークでのナショナルズ戦に先発。5回5安打2失点で降板し、4勝目はならなかった。
 立ち上がりから苦しんだ。初回、先頭のコールにストレートの四球。続くガルシアの2球目まで6球連続ボール。それでもガルシア以下を打ち取り、スコアボードに「0」を刻んだが、2回にナショナルズ打線に捕まった。先頭のルイーズに四球を出すと3連打で2失点。無死一、二塁からロブレス、コールを連続三振、2死満塁からカンデラリオを代名詞の「ゴーストフォーク」で空振り三振に仕留め、ピンチを何とか切り抜けたが、序盤の痛すぎる失点となった。

 4回まですべて、先頭打者を出塁させる投球ながら、要所で三振を奪うなど、失点は2回の2点だけで耐え抜いた。5回を投げて4四球と制球力に課題は残したが、7三振も奪った。苦しみながらも先発投手としての責任投球回はまっとうした。

 前回登板となった20日(同21日)のジャイアンツ戦では5回5安打4失点で無傷の3勝目をマーク。5点リードの5回に2本塁打を被弾するなど4点を失ったが、粘り抜いて日本投手では2016年の前田健太(ドジャース、現ツインズ)以来となる、メジャーデビューからの先発での3連勝をつかんだ。

 チームはこの試合まで3連敗。流れを止めるためにマウンドに上がったが、自らの手でチームを勝利に導くことはできなかった。

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