【千賀と一問一答】「1球で長打に…もう1回見直しを」「ズルズル行かなかったことは良かった」

2023年06月18日 09:19

野球

【千賀と一問一答】「1球で長打に…もう1回見直しを」「ズルズル行かなかったことは良かった」
メッツ先発の千賀(AP) Photo By AP
 メッツの千賀滉大投手(30)が17日(日本時間18日)、本拠地ニューヨークでのカージナルス戦に先発し、6回2/3を投げて5安打4失点(自責点4)2四死球8三振だった。メッツは5―3で敗れ、千賀は4敗目(6勝)を喫した。
 味方が先制した直後の2回、千賀は2死二塁から1番ドノバンに同点の中前打を許すと、次打者ゴールドシュミットに右越え2ランを打たれて3失点。4回、ウォーカーにも直球を右翼席に打ち込まれ、手痛い2被弾で4点を失った。

 その後は立ち直り、3回のウォーカーの一発以降は無安打無四球、7回2死で降板するまで出した走者はエラーの1人だけというほぼ完璧な投球だった。

 それでも味方の援護を欠き、日本人投手単独トップとなる7勝目はならず。千賀の防御率は3・53となった。

 試合後の千賀との一問一答は以下の通り。

 ――今日の登板で目立った部分は。
 「長打があるバッターへの失投だったり、このバッターにこういうことをやめていこうっていう整理ができた中で、そのミスをしたのかなと思います」

 ――最初の3回は苦しむことも多かったが、その後の復調はきっかけがあったのか。
 「フォーム的にあまり合ってないと感じる部分が結構あったので、後半はそこは修正できたんじゃないかなと思います」

 ――前回の登板はすごく良かったが、続けられなかったということに関して。
 「先ほど言いましたけど、ミスをなくさないと、やっぱり1球で長打になってしまう。そこに対して自分でもう一回丁寧に見直していきたいなと思います」

 ――カットとフォークボールの手応えは。
 「試合の中で風というものに対してすごいアプローチが難しい部分も結構ありました。風を受け過ぎると落ち過ぎる、曲がり過ぎるっていう部分もありますし、そういうところでもう少しフィットする必要があるなというふうに感じました」

 ――今日みたいに風が吹いている日はカットやフォークを投げなかったり、違う球種を投げたり、投げ方を変えていくのか。
 「投げないっていう選択肢ももちろんないですけど、自分のコントロールしたい幅より余計に大きく変化したり、しなかったり、風の影響というのはある。ホームランを打たれた球は関係ないんですけど、本当に全体的にそういうところもしっかり把握しつつ、ミスをなくしていけるように準備をしたいなと思います」

 ――序盤は苦しんだが、3回以降持ち直した。
 「ズルズル行かなかったことは良かったですし、もっと早く終わらなくて(降板)よかったなと思います。先制した後にすっと点をやられてしまうと、いい雰囲気だったのが変わってしまうので、先発ピッチャーとしてやれることはある。ミスはしっかり打たれるリーグなので、その辺をしっかり自分の中で、もう一度、見直しながらいきたいなと思います」

 ――日本では被本塁打少なかったが、アメリカはパワーがある選手が多いのか。
 「日本との違いは、ボールを当てることを考えているのが日本で、こっちはとにかく強く飛ばすことっていうことを考えている。空振りももちろん多いんですけど、その分、ちょっとでも角度がついたり、上がったら、入るようなリーグ。本当にミスをしないことが改めて求められると思います」

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