落合博満氏「インサイドのスライダーの使い方が上手かった」サンモニで北別府学さんを追悼

2023年06月18日 09:47

野球

落合博満氏「インサイドのスライダーの使い方が上手かった」サンモニで北別府学さんを追悼
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が18日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。16日に亡くなった通算213勝の広島OB・北別府学さんを悼んだ。
 落合氏は現役時代の対戦を振り返り「インサイドのスライダーの使い方が上手かった。ちょこっとだけインサイドのボールからストライクに入ってくる。なかなか、そこのコントロールは付けづらいものなんだけども本当にそこの微妙なところに投げてくる。計算通り。打者は一瞬、ボールと思うから、なかなか手が出しづらくてね」と精密機械のような制球力を称賛した。それでも「相性は良かったと思います」とそこまで苦手としなかったと語った。

 一方、中畑清氏は「私は大嫌いでした。その(インサイドへの)ボールが来る度に簡単にストライクを取られてしまう。で、追い込まれてシュートで今度は逆のボールで抑えられてしまう。そういうピッチングパターンをしっかり持った投手でしたね」と苦手だったと回想。「同期入団で。ちょっとは打たせてもらったけど、あんまり相性は良くなかったです」とした。

 番組では2人と北別府さんの通算の対戦成績も紹介され、落合氏が通算83打数26安打、打率・315、5本塁打。中畑氏が通算133打数40安打、打率・301、9本塁打だった。

 中畑氏が「オチ(落合氏)には勝てないね」としながらも「9本塁打も打ってます?」と自身の成績に驚くと、落合氏は「お前の方が対戦が多かったから。単にそれだけ」とサラリと言って笑わせた。

 その上で中畑氏が「安定感で言ったら類を見ないですよ。本当に投手の手本になる投手でしたからね」と追悼。落合氏も「そんなに速い投手でなかったですからね」と悼んだ。

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