杉本正氏 初回の3点が重かったソフトB・有原 フォークより得意のボールを投げるべきだった

2023年08月31日 05:00

野球

杉本正氏 初回の3点が重かったソフトB・有原 フォークより得意のボールを投げるべきだった
<ソ・オ>7回途中で降板した有原(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク4―8オリックス ( 2023年8月30日    ペイペイD )】 【杉本正 視点】ソフトバンク・有原にとっては初回の3点が重かった。2死一塁、4番の森を警戒してストレートの四球。四球の直後はボールから入りづらい投手心理も働いたか、続く頓宮には初球のフォークが浮いて痛恨の3ランを浴びてしまう。
 有原の得意な組み立ては右打者の内角へのツーシーム、外角へのカットボールだ。立ち上がりから状態は決して良くなかったと思うが、だからこそ失投が大ケガにつながるフォークより自分の得意とするボールを投げ込んだ方が良かった。

 現在の先発陣を見渡せば、開幕ローテーションに入った投手は和田と石川だけだ。先発がしっかりしなければ、チームが浮上するのは難しい。現在、6勝の有原は投げてあと5、6試合。全て勝つつもりで、2桁勝利を目指してもらいたい。有原の勝ち星が伸びなければ、今以上の成績は見込めないと思う。(スポニチ本紙評論家)

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