阪神・大竹 「単純に力不足」前夜の岩崎に続きDeNA牧の一発に沈み対セ・リーグ球団初黒星

2023年08月31日 05:15

野球

阪神・大竹 「単純に力不足」前夜の岩崎に続きDeNA牧の一発に沈み対セ・リーグ球団初黒星
<神・D>6回、牧に勝ち越し3ランを浴びた大竹 (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―4DeNA ( 2023年8月30日    甲子園 )】 前夜の岩崎に続き、この日の阪神先発・大竹もDeNAの主砲・牧の一振りに沈んだ。1―1で迎えた6回2死一、三塁。1ボールからの2球目、坂本が要求した内角よりも、やや真ん中に入った140キロ直球をはじき返された。打球は低弾道のまま右中間スタンドへ。ぼう然とマウンド上に立ち尽くすしかなかった左腕は、5回2/3を4失点で2敗目を喫した投球を、反省とともに振り返った。
 「あそこに回してしまったのもミス。そこで抑えきれない自分の単純に力不足。ああいうバッターも抑えていけないと、もう1個上(のランク)にはいけないと思う」

 ただ、序盤は本来のペースでアウトを積み重ねた。140キロ台前半の直球に、90~100キロ台のチェンジアップ、カーブを効果的に織り交ぜて緩急を駆使し、3回まで無走者投球を展開。1点リードの4回は無死一、三塁のピンチを招きながらも、3番・佐野を内角直球で押し込み二ゴロ併殺で最少失点で切り抜けていただけに、6回の勝ち越し3ランは悔やんでも悔やみきれない1球となった。

 前日29日には同点の9回に守護神・岩崎が牧に決勝弾を浴び、チームは逆転負けを喫した。2夜連続で牧にしてやられた投手陣に対し岡田監督も「牧1人にやられとるよなあ。ほんとに。他のチームは抑えてるんやで。それを見いって言うてるんやけどな」と厳しい言葉を並べた。

 対セ・リーグ球団初黒星を喫するとともに、聖地でも初の土が付いた。とはいえ、今季ここまで9勝を挙げ、猛虎の先発陣をけん引する大竹への信頼は、そうやすやすと揺らぐものではない。反省と悔しさを胸に、10勝目へと向かう。(石崎 祥平)

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