大谷翔平　2年連続150安打到達でリーグ2位タイ95打点　壮絶シーソーゲーム制し、連敗を3でストップ

2023年08月31日 05:12

野球

大谷翔平　2年連続150安打到達でリーグ2位タイ95打点　壮絶シーソーゲーム制し、連敗を3でストップ — ＜フィリーズ・エンゼルス＞5回、適時打を放ち笑顔の大谷（撮影・光山　貴大） Photo By スポニチ

【インターリーグエンゼルス10ー8フィリーズ（ 2023年8月30日フィラデルフィア）】エンゼルスの大谷翔平投手（29）が30日（日本時間31日）、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。7試合ぶりの本塁打こそ出なかったが、3試合連続安打で2試合連続の打点を記録した。チームは壮絶なシーソーゲームを制し、連敗を3でストップ。大谷は4打数1安打1打点で、今季成績は打率・307、44本塁打、95打点となった。

　初回2死からの第1打席はチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振。3回1死一塁からの第2打席は一ゴロ併殺打に倒れた。不本意な打席が続いたが、修正し、3打席目で確実に結果を出した。

　3－2の5回2死一、二塁。カウント1－1からフィリーズ先発・サンチェスの投じた内角シンカーを強振すると、打球は一、二塁間を鋭く破り、右前に達する適時打となった。この時点でレンジャーズ・ガルシアに並び、ア・リーグ2位となる今季95打点目。3試合連続安打で2年連続のシーズン150安打に到達した。

　チームは29日（同30日）にジオリト、ムーア、ロペス、リオンの4投手、さらにレンフロー、グリチェク両外野手の計6選手をウェーバーにかけたと伝えられた。他チームは31日（同1日）、今季の残り年俸負担以外の見返りなしに、これらの選手の獲得が可能になる。ジオリト、ロペス、リオン、グリチェクはプレーオフ進出を狙い、7月末に獲得した選手。チームは来季を見据えて“解体”のプロセスに入った。

　試合は5－6の8回に大谷、ドゥルーリーの連続四球でチャンスをつかみ、2死満塁からレンフローが2点打を放ち、逆転。その裏に5番手・ムーアがハーパーに逆転の2点弾を浴びたが、この日のエ軍は粘り強かった。9回、通算415セーブのフィリーズ守護神・キンブレルを無死一、三塁と攻め、レンヒーフォの中犠飛で同点。2死一塁から4番・ドゥルーリーが右翼席に逆転の2点弾を叩き込んだ。

　未来への道を進むエ軍。あきらめない戦いを続けることで光は明るさを増す。