広島・末包 止まらん3戦連発7号 巨人戦では4戦連発84年の小早川以来

2023年08月31日 06:10

野球

広島・末包 止まらん3戦連発7号 巨人戦では4戦連発84年の小早川以来
<巨・広>5回、本塁打を放った末包(左)を迎える新井監督(左から2人目)ら(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2―1巨人 ( 2023年8月30日    京セラD )】 広島・末包の勢いが止まらない。5回先頭で菅野に2球で追い込まれても、3球目の外角スライダーを見極め、4球目の150キロをファウル。次の152キロにも振りまけず、右翼席最前列に7号ソロを突き刺した。
 「配球的にスライダーだろうと思ったけど、真っすぐが来て反応できた。(初対戦の菅野から)打ったことも自信になるし、ボール球を振らされないで、ゾーンに来た球をしっかり振れたのはよかった」

 結果的に1点差の辛勝で、1分けを挟む4連勝を呼んだ貴重な2点目だった。8回に代打で逆転決勝弾を放った前夜に続く殊勲の一撃。27日のヤクルト戦から3戦連発に伸ばした。もちろん、2年目で初めて。巨人戦に限れば4戦連発で、同一シーズンでは84年の小早川毅彦以来、球団39年ぶりだった。右投手に対する先発出場は6月15日の楽天戦(荘司)以来、今季まだ2度目。最近出場9試合で5発目を数える量産で存在を示した。

 「成長できているのかな。打てなかったときに打席数をもらって経験をさせてもらったから、今がある」

 左の好打者が多い中で待望の右の大砲候補として覚醒を印象づけ、新井監督は「本人も“つかんだ”と言っていた。これからが楽しみ」と期待を膨らませた。主力の秋山らを故障で欠いても、今季最多を更新する貯金15で首位・阪神とは5ゲーム差。少しずつ背中が見えてきた。(長谷川 凡記)

 《球団39年ぶり》○…末包(広)が5回に3戦連発となる7号ソロ。巨人戦に限ると19日の20回戦から4戦連発で、同一シーズンに巨人戦の4試合連続本塁打は、1984年に5~8回戦でマークした小早川毅彦以来、球団39年ぶり。

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