選手会が西武・山川穂高の早期復帰要望 「選手寿命は限られている。一日一日が極めて貴重」

2023年08月31日 03:00

野球

選手会が西武・山川穂高の早期復帰要望 「選手寿命は限られている。一日一日が極めて貴重」
3軍の練習に参加し、ティー打撃を行う西武・山川 Photo By スポニチ
 日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長(61)は30日、知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴処分となった西武・山川穂高内野手(31)について早期復帰できるよう球団に対応を求めた。「選手寿命が限られているプロ野球選手にとっては一日一日が極めて貴重なものです。再びグラウンドでプレーできるよう、静かに見守りいただきますようお願いいたします」と声明を発表した。
 選手会は山川側から女性側へ和解金などの支払いがないこと、女性側の言い分を認定する証拠が認められなかったと判断された点を挙げ、球団、ファン、メディアに対して「客観的事実に基づく慎重なご対応をいただくことを求めたく存じます」とした。また、選手や球団に対する誹謗(ひぼう)中傷をやめるように注意喚起した。

 山川はこの日、埼玉県所沢市の球団施設で3軍練習に参加し、フリー打撃では35スイングで13本の柵越えを放った。報道陣の問いかけには無言のまま、頭を下げて引き揚げた。

 球団による処分内容の発表は週明けになる見込みで、渡辺久信GMは「準備して早いうちにお知らせできれば」と話すにとどめた。球団内には実戦から3カ月以上離れて社会的制裁を十分受けたという声もあり、厳罰処分を下すことはないと見られ、今シーズン中に復帰できる可能性がある。

おすすめテーマ

2023年08月31日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム