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バラ色のオフ、実感 阪神・伊藤将、中野が1億円プレーヤーに 14年ぶりの2ケタ「大台突破」は確実

2023年12月11日 05:15

野球

バラ色のオフ、実感 阪神・伊藤将、中野が1億円プレーヤーに 14年ぶりの2ケタ「大台突破」は確実
契約更改を終えて白星を手に笑顔の阪神・伊藤将(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 日本一の阪神に、1日で1億円プレーヤーが新たに2人誕生した。伊藤将は8000万円増の1億6000万円、中野は8000万円増の1億5000万円でサインした。
 同じ20年ドラフト入団の佐藤輝が既に1億5000万円で契約更改を終え、今冬の1億円到達は3人目。来季は近本、西勇、梅野、岩崎、岩貞、大山、未更改ながら1億円以上の維持(今季年俸2億4000万円)が確実な青柳を入れた10人が大台超えとなる。金本知憲、藤川球児ら11人をそろえた09年以来の2桁だ。

 プロ3年目で初めて規定投球回に到達して10勝5敗だった伊藤将は倍増を勝ち取り「おいしいご飯を食べたいと思います。おすしで。(好きなネタは)コハダです」とほくほく顔を見せた。同期入団では稼ぎ頭の座をキープ。佐藤輝と中野だけでなく、村上が6700万円、石井が4000万円に昇給したことにも触れ、「テル(佐藤)、中野、そして村上、大智(石井)も出てきた。負けないように」と来季は「最多勝」を目標に掲げた。

 遊撃から二塁転向した1年目でフルイニング出場を果たし、最多安打のタイトルも獲得した中野は「これ以上の1年がこの先あるのかなと思います」と達成感をかみしめた。来季は「打率3割」が目標。シーズン中に疲労がたまるとスイングが弱くなる課題を克服するために、今オフは「腹筋などスイングに関わる部分を鍛えたい」と肉体強化を期した。高年俸選手が活躍すれば、連覇に自然と近づく。(倉世古 洋平)

 ○…中野は3月のWBCでチームメートだった大谷が10年7億ドル(約1015億円)で契約したことに驚いた。「なんだ、この数字は…という感じ」。同じユニホームで約3週間を過ごし、「話す機会は少なかったけど、取り組みや私生活を見習うところは多かった。球場全体を巻き込む存在感は凄かった。(決勝戦の前に)憧れるのはやめましょう、と言っていましたが、憧れて見ていた」と振り返った。伊藤将も「夢あるなぁって。いいっすね」と感嘆の声を漏らした。

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