阪神・中野 侍ジャパンの正二塁手&世界一狙う「日の丸を背負って活躍すれば、夢や希望を与えられる」

2024年01月14日 05:15

野球

阪神・中野 侍ジャパンの正二塁手&世界一狙う「日の丸を背負って活躍すれば、夢や希望を与えられる」
マイクを手に小学生に走塁を指導する阪神・中野(撮影・石崎 祥平) Photo By スポニチ
 次なる目標は侍ジャパンの正二塁手だ!阪神・中野拓夢内野手(27)が13日、今年11月10日から世界ランキング上位12カ国が争う「第3回WBSCプレミア12」への出場に意欲を示した。
 「日の丸を背負って活躍をすれば、夢や希望を与えられる。選ばれて日の丸のユニホームを着て、頑張っているなと子どもたちに思ってもらえるように」

 昨春の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、主に二遊間のバックアップ要員として日本代表に選出された中野。正遊撃手だった源田が予選一次ラウンドで負傷して以降のチェコ、オーストラリア戦の2試合でスタメン出場を果たした。だがイタリアとの準々決勝以降は、準決勝メキシコ戦での代走出場のみにとどまった。その後のシーズンで最多安打タイトルとゴールデングラブ賞を獲得し、日本一に貢献してチーム内外に確かな存在感を誇示。改めて「出るからにはもちろんスタメンで出て、金メダルに貢献したい」とDeNA・牧、ヤクルト・山田らライバルめじろ押しの侍の正二塁手獲りへの思いを強くした。

 この日は、古巣・三菱自動車岡崎の仲間たちと「岡崎レッドダイヤモンドスタジアム」で野球教室を開催。岡崎市内の小学5~6年生約60人に熱のこもった指導をしたが、少年から「世界一と日本一どっちがうれしかったですか?」と聞かれると「日本一です。代表ではあまりスタメンで出ていないので…」。昨季、個人としては世界一から38年ぶりの日本一を達成した。今季は“アレンパ”への貢献から、侍の正二塁手として世界一に立ち、心の底から勝利の喜びをかみしめる。 (石崎 祥平)

 《少年少女の“ド直球”質問に「彼女います」》中野は野球教室の最後に行われた質問コーナーで、野球少年少女たちの“ド直球”質問の連続にタジタジとなりつつも、しっかりと打ち返した。「彼女いますか?」の質問には数秒の沈黙を挟んでタメた上で「います!」と回答し、観客席から大きな拍手を浴びた。また、「監督のことはどう思っていますか?」に対しては「最初は怖いイメージがあったんですけど、ベンチでパインアメをなめていたり、意外とおじいちゃんというか…かわいい雰囲気があります」と柔軟に対応し、聴衆を沸かせた。

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