楽天・浅村 “新天地”三塁で連続試合出場継続誓う 守備負担軽減へ二塁からコンバート

2024年01月14日 05:30

野球

楽天・浅村 “新天地”三塁で連続試合出場継続誓う 守備負担軽減へ二塁からコンバート
沖縄県内で自主トレを公開した楽天・浅村(撮影・花里 雄太) Photo By スポニチ
 楽天・浅村が本職の二塁から三塁へコンバートされることを明かした。沖縄県内で自主トレを公開し、「“挑戦”という気持ちでやる」と新ポジションで、パ・リーグ記録の1163試合まで伸ばしている連続試合出場の継続を誓った。
 今年11月で34歳。昨季も出場こそ続けたが、6月には右太腿裏を肉離れして2カ月間DHでの起用が続いた。今江新監督から「なるべく守備の負担を減らし、バッティングに集中してもらいたい」とコンバートの打診を受け「守れる間は守って試合に出続けたい」と三塁転向を決断した。

 この日も使ったグラブは、三塁で3年連続ゴールデングラブ賞を受賞中のオリックス・宗モデル。「今は正直、不安の方が強い。キャンプでも数多く打球を受けたい。まずは慣れていくしかない」と謙虚に話すが、遊撃手としてプロ入りし、13年に一塁、19年には二塁でゴールデングラブ賞に選ばれている名手。仮に三塁で受賞し、3ポジションで選出となれば、立浪和義(現中日監督)以来、史上2人目の快挙になる。

 ロングティーでは鋭い打球を次々に外野スタンドに運び、順調な調整ぶりをうかがわせた。バットでも平成生まれ初の偉業が目前に迫る。通算2000安打まで残り155本。19年の楽天移籍後は昨季の143安打が最多で「焦っても仕方がないし、一本一本の積み重ねでここまできた。今年達成できればいいですけど、それよりチームが勝つことの方が大事」。創設20周年を迎えるチームの大黒柱が、静かに闘志を燃やしている。(花里 雄太)

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