連覇を目指す山梨学院・吉田監督にとって敵将は「スターですよ」 同期対決にも注目

2024年03月17日 12:40

野球

連覇を目指す山梨学院・吉田監督にとって敵将は「スターですよ」 同期対決にも注目
握手する京都外大西・上羽功晃監督(左)、吉田洸二監督(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 第96回選抜高校野球大会の開幕をあす18日に控え、甲子園では初戦で戦う各校の監督による対談が行われた。春連覇を目指す山梨学院の吉田洸二監督は「非常に足を使ってこられるチームなのでうちとしてはやりにくい相手かなと思います」と京都外大西を警戒。69年度生まれの同期対決となった京都外大西の上羽功晃監督は「同級生とこの甲子園でできるというのは幸せですね」と語った。
 両指揮官とも「似ているチーム」と何度も口にしたように、守備からリズムを作り機動力を駆使しながら昨秋は結果を残してきた。

 互いに勝敗の鍵を握っているのはエース。山梨学院の右腕・桜田隆誠投手(3年)は昨秋以降に急成長し、上羽監督は「本当にピッチングを分かっているというか、高校生ぽくないなと。凄く大人のピッチングをできる子だなと思っている」と警戒。一方の京都外大西の田中遙音投手(3年)は投打の柱としてチームをけん引してきた。過去2度の甲子園制覇を経験してきた吉田監督も「投打に完全に軸だなと。真っすぐがベース盤で強くて2種類の変化球が高校生にしては精度が高い。あの選手が自由に伸び伸びとやられたら本当に試合的には厳しい試合になるなという感覚ですね」と敵ながら高評価した。

 69年度生まれで組み合わせが決まってから「甲子園でできるのは幸せ」と語ってきた両監督。現役時代は上羽監督が87年の選抜で京都西の主将として選手宣誓も行った。英語から始まる選手宣誓を行ったことで注目もされ、「自分たちの代の選手宣誓する人は一生覚えてますよ。自分は田舎の弱い学校の1回戦勝つかのような学校の部員だったので、甲子園で選手宣誓するなんてやばいですよね。スターですよ」と当時を振り返った吉田監督。試合が始まれば、練習試合もよく行う両指揮官の采配にも注目が集まる。

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