今秋ドラフト候補の三菱重工West・西が自己最速に並ぶ152キロ「任せられたところを…」 岡山大会

2024年04月15日 07:45

野球

今秋ドラフト候補の三菱重工West・西が自己最速に並ぶ152キロ「任せられたところを…」 岡山大会
<西部ガス・三菱重工West>三菱重工West・西は自己最速に並ぶ152キロをマーク Photo By スポニチ
 【社会人野球第66回JABA岡山大会 Aブロック   三菱重工West0ー2西部ガス ( 2024年4月14日    倉敷マスカット )】 三菱重工Westは敗れれば予選リーグの敗退が決まる一戦。0―2の7回1死、これ以上は点を与えたくない場面で西がマウンドに上がった。最初の打者は149キロの直球で見逃し三振を奪い、次打者の2球目には球場表示で自己最速に並ぶ152キロを計測した。
 「球速は(見ている人への)インパクトにもなりますし。今年は任せられたところを投げ切るっていう気持ちで準備している」

 8回も続投して2三振を含む3者凡退。打者5人を完全投球で味方の反撃を待った。

 対戦相手の西部ガスには、苦い思い出がある。昨秋の日本選手権1回戦で先発し、4回5安打3失点で敗戦投手になった。

 「秋に悔しい思いをしたので、自分が投げる回は絶対に0でっていう気持ちで臨んでいました」

 津野祐貴監督は「昨年やられてから、しっかりリベンジしてくれた。相手の流れを変えるピッチングをしてくれたと思います」。惜敗の中で収穫を口にした。

 関学大4年時にプロ志望届を提出も指名がなく、社会人野球でレベルアップする道を選んだ。ドラフト指名が解禁となる今年。目標のプロ入りへの思いも隠さない。

 「自分にとっても大事なアピールの年。大学の時のいい感覚にも近づいてきたし、それを超えられそうな感じもしている」

 ◇西 隼人(にし・はやと)2000年(平12)10月13日生まれ、福岡県糸島市出身。前原(まえばる)小3年時に前原野球スポーツ少年団で野球を始め、投手兼遊撃手。前原西中では西福岡メッツでプレー。福岡大大濠では1年秋から外野手としてベンチ入りし、2年春に甲子園出場。関学大では2年秋からリーグ戦に登板し通算5勝。50メートル走6秒1、遠投120メートル。最速152キロにカーブ、スライダー、カットボール、フォーク。1メートル78、82キロ。右投げ左打ち。

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