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中大が執念の逆転劇! 4点差をはね返しリーグ制覇へ望みをつなぐ 代打・佐藤豪が決めた

2024年05月16日 15:28

野球

中大が執念の逆転劇! 4点差をはね返しリーグ制覇へ望みをつなぐ 代打・佐藤豪が決めた
<中大・亜大>6回、逆転2点適時打を放ち、送球間と相手の失策で進んだ三塁でガッツポーズする中大・佐藤豪(右)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【東都大学野球1部春季リーグ・第5週第2日   中大6―5亜大 ( 2024年5月16日    神宮 )】 中大が4点差を跳ね返してリーグ制覇への望みをつなぎ、1勝1敗のタイへ持ち込んだ。
 まさに執念の逆転劇だ。敗れると自力Vの可能性が消滅する大一番は初回にまさかの4失点。だが、19年秋以来のリーグ制覇を目指すナインの心は折れていなかった。6回に代打で逆転の決勝2点中前打を放った佐藤豪内野手(3年=藤代)は「みんながつないでくれてなんとしてもという思いでした」と興奮気味に振り返った。

 徐々にでも確実に得点を重ね、一気に決めた。3回に3番・繁永晟内野手(3年=大阪桐蔭)が反撃の口火となる2点左間打を放つと、4回は先頭の皆川岳飛(3年=前橋育英)が打った瞬間それと分かる豪快な右越えソロを放ち1点差。勢い付く中大打線は6回、ついに追い越した。

 1死二、三塁の絶好機をつくると代打に呼ばれたのが佐藤豪。「初球から積極的にいけ」と清水達也監督に背中を押されて打席に立つと、カウント2―2からの直球を強振。前進守備の二遊間を破る2点打となるとベンチは大盛り上がり。送球間などの間に三塁まで進むと、何度も右手を突き上げながら仲間を鼓舞し「真っすぐ一本に絞っていたので打てて良かった」と胸を張った。きのう15日の1回戦はスタメン出場も3打数無安打で途中交代。悔しさを晴らす一打を指揮官も「自分のスイングをしてくれた」と称えた。

 ここまで6勝4敗の勝ち点2だが、あす17日の亜大3回戦も含め未消化の青学大、日大から勝ち点を奪えば完全優勝を果たせる。「優勝に向かって練習からやっているので今日も気持ちが落ちることはなかった」と佐藤豪。一丸で勝利をつかみにいく中大は簡単には負けない。

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