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日大が開幕8連勝中の青学大に勝利 谷端将伍内野手がリーグトップに立つ今季4号で決めた

2024年05月16日 20:20

野球

日大が開幕8連勝中の青学大に勝利 谷端将伍内野手がリーグトップに立つ今季4号で決めた
<青学大・日大>勝利し、涙する決勝ソロを放った日大・谷端(中央)=撮影・木村 揚輔 Photo By スポニチ
 【東都大学野球1部春季リーグ・第5週第2日 ( 2024年5月16日    神宮 )】 王者の連勝を止めたのは日大だ。終盤までもつれた接戦を制し、開幕8連勝中だった青学大に土をつけると優勝したかのようにベンチから飛び出した日大ナイン。互いに2部だった19年秋から続く対青学大の連敗も16(順位決定プレーオフも含む)で止め、片岡昭吾監督は「選手が一生懸命頑張ってくれた。“強烈に意識して最後勝っている状況をつくれ”と話していたので非常にうれしいです」と称えた。
 立役者は勝利の瞬間、グラブで顔を覆いながら泣いて喜んだ。8回先頭で右中間へ決勝のソロを運んだのが今季ブレーク中の谷端将伍内野手(3年=星稜)。リーグ単独トップに立つ今季4号を最高の場面で放ち「逆方向にいいホームランが打てて良かったです」と白い歯がこぼれた。

 読み通り、一振りで仕留めてみせた。8回から相手マウンドには最速150キロ右腕・鈴木泰成投手(2年=東海大菅生)が上がった。直球と縦に鋭く落ちる変化球が持ち味だが「真っすぐに差し込まれないように準備していた」と狙いは直球一本。1ボールからの2球目、迷いなく直球を振り抜くと風にも乗った打球はぐんぐんと伸び右中間スタンドへ。今季4度目となる神宮に描いたきれいな放物線を「練習から逆方向を意識してやってきたので良かったです」と誇った。

 これで打率・353、4本塁打、6打点。ブレークから一気に主軸としても定着し「自分が先頭に立ってやっていきたい」と自覚も芽生えてきた。他力ではあるがまだ優勝の可能性も残す。「負けられない戦いが続くが一つ一つ勝っていくだけ」と指揮官が込めた期待に、ナインは全力で応える準備はできている。
(村井 樹)

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