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ソフトバンク・近藤 攻略布石の“朗希撃ち” 前回対戦、通算24打席目の初安打初打点に続き

2024年05月25日 05:00

野球

ソフトバンク・近藤 攻略布石の“朗希撃ち” 前回対戦、通算24打席目の初安打初打点に続き
<ロ・ソ>初回、ソフトバンク・近藤は先制適時二塁打を放つ(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク1ー3ロッテ ( 2024年5月24日    ZOZOマリン )】 ソフトバンクの近藤健介外野手(30)が24日のロッテ戦(ZOZOマリン)でまた“朗希撃ち”だ。0―0の初回2死一、二塁、ロッテ・佐々木朗希投手(22)のフォークを捉え、左越えへ対戦2試合連続適時打となる先制二塁打。山川穂高内野手(32)も対戦10打席目にして初安打を記録。チームは逆転負けを喫し、連勝は6で止まったものの、“怪物攻略”の布石は打たれた。
 頼れる5番の近藤が初回のチャンスをものにした。2死一、二塁からロッテ先発・佐々木のフォークをためて逆方向へ運んだ。左翼手の頭を越える先制の適時二塁打。「風にも乗ってくれて良かったです」。難敵からの一打に塁上でガッツポーズを繰り出した。

 通算打率3割超えの安打製造機でさえ、昨季まで“令和の怪物”に対しては通算22打席ノーヒットに抑えられていた。今季は初対戦となった前回4月23日の第2打席に決勝打となるタイムリーを放つと、またしても快音を響かせた。

 初球から2球続けてフォークを見逃して追い込まれたが、ここから粘ってカウント2―2からの7球目を捉えた。2戦連続のタイムリーで今季の対戦は5打数2安打1四球2打点となった。最速165キロ右腕に対する際の打席での心構えについて「当然(対戦は)嫌ですよ。本当に浮いた球だったり甘い球を一発で捉えないと厳しくなる。そういう意識で臨んでいます」と明かした。

 この1点に封じられた。前カードの楽天戦では打線が2試合で35安打33得点を奪って圧勝。チームは6連勝と勢いに乗っていたが、快進撃を止められた。相手を称えざるをえない敗戦に小久保監督も「フォークが全部低めに集まっていたし、真っすぐも前回と全然違った。そりゃそんなに打てないですよ。ランクが違う」とサバサバとした表情で振り返った。

 ただ、もちろん、次回対戦ではチーム一丸で攻略を目指す。この日は山川も対戦10打席目にして初安打となる右前打を放ち近藤のタイムリーにつなげた。鷹の4番は「あそこまで球が速いと賭けというか、じゃんけんみたいになる。真っすぐを待ってる時に真っすぐ、変化球が頭にある時に変化球と来ないと打てないですし、日本一の投手なので。いい投手というか、えぐい投手ですけど次、対戦する時はやり返せるようにしたい。みんなでかかっていかないと厳しい」と力を込めた。

 敗れはしたものの、貯金18で首位を快走している小久保ホークス。仕切り直して交流戦前の最後の3連戦の勝ち越しを目指す。(木下 大一)

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