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巨人・阿部監督「4番が打つのは凄く試合を左右する」「苦しんでいたのは見ていた」岡本和一発にホッ!

2024年05月26日 18:43

野球

巨人・阿部監督「4番が打つのは凄く試合を左右する」「苦しんでいたのは見ていた」岡本和一発にホッ!
<神・巨>西館(右)の頭をポンとたたく阿部監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人2―1阪神 ( 2024年5月26日    甲子園 )】 巨人は敵地・甲子園で延長戦の末に阪神を下して連敗を阻止。3カードぶりの勝ち越しを決めて貯金2とした。
 昨季6勝18敗1分けと大苦戦した阪神戦で、甲子園では3勝10敗。今季は今月3日から5日の東京ドームで勝ち越しているが、甲子園での同一カード勝ち越しは2022年9月2日から4日に行われた3連戦で2勝1分けして以来2シーズンぶりとなった。

 体調不良での出場選手登録抹消から15日ぶりの復帰戦となった菅野が7回1死まで1四球のみのノーヒットノーラン投球。だが、打線が援護できず、菅野は7回途中3安打1失点で降板となった。

 このままでは菅野に今季初黒星が付くところだったが、0―1で迎えた9回1死から主砲・岡本和が起死回生の9号同点ソロ。1―1で突入した延長10回、丸の中犠飛で勝ち越し、これが決勝点となった。

 この回から登板した相手5番手左腕・岩崎に対し、先頭・小林が中前打を放って出塁。前の打席で717日ぶりの安打を放っていた立岡が初球で犠打を決めると、代打・岸田の右前打で1死一、三塁。丸の中犠飛で小林の代走・重信が気迫のヘッドスライディングを見せて勝ち越しのホームインを果たした。

 阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――試合を振り返って。

 「いやもう、勝ててうれしいです、はい」

 ――粘り強くひっくり返した。ポイントは?

 「やっぱり菅野(智之)も病み上がりだったんですけどね、よく投げてくれましたし。やっぱり岡本(和真)の1本っていうのがね、凄く流れをこっちにもってきてくれたなって感じました」

 ――菅野は7回1死までノーヒット投球。

 「スライダー、カット(ボール)の制球も良かったですし、要所で真っすぐもしっかりね、ゾーン内で勝負できていたんで。そのへんが良かったんじゃないかなと思います」

 ――菅野降板後にリリーフ陣が粘るなか、特に船迫が好リリーフだった。

 「ストライク先行はできなかったんですけどね、そこだけだったんですけど。結局は抑えて帰って来たんでね、ナイスピッチングだったかなと思います」

 ――0―1の9回1死から4番・岡本和が同点の一発。

 「いやもう、打った瞬間、入ると思いましたし、ね。チームもやっぱり4番が打つっていうのはね、凄く試合を左右すると思ってますから。非常に本人にとってもね、苦しんでもがいていたのは見ていたので。スッキリした一発になったんじゃないかなと思います」

 ――延長10回は小林の安打から丸が決勝犠飛。

 「本当にみんなでつないでね。つないで、つないでっていう意識も見えてたんで。それで取れた1点じゃないかなと思います」

 ――交流戦前ラストゲームを終えたが、ここまでの手応えは。

 「なかなか打線がふるわないですけど、いつかはね、爆発してくれると思ってますし。こうやって僅(きん)差のゲームを取るっていうことも大事なことですから。そう簡単には打てないってのは分かってますけど。みんなでつなぐ意識をもって、泥臭く1点取りにいきたいなと思います」

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