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ソフトバンク・今宮 母校・明豊の奮闘刺激! 4連勝導く同点&決勝打「後輩のいい刺激になるように」

2024年07月29日 05:00

野球

ソフトバンク・今宮 母校・明豊の奮闘刺激! 4連勝導く同点&決勝打「後輩のいい刺激になるように」
<ソ・オ>声援に手を振って応えるソフトバンク・今宮  (撮影・成瀬 徹)    Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク4ー1オリックス ( 2024年7月28日    みずほペイペイD )】 ソフトバンク・今宮健太内野手(33)が28日、オリックス戦で2打席連続タイムリーを放ち、今季8度目の同一カード3連勝に貢献した。夏の甲子園出場を決めた母校・明豊(大分)の後輩たちに刺激を受け、3回に同点打、5回に決勝打の活躍を見せた。チームは今季8度目の4連勝で貯金は最多タイの29。優勝マジックの点灯は持ち越しになったが、最短で30日に点灯する。
 小久保監督も「今日は今宮ですよね」と称える活躍だった。左腕先発に対して4戦連続で「1番・遊撃」でスタメン出場した今宮がチームを今季8度目の4連勝に導いた。

 0―1の3回2死三塁の場面でオリックス先発・曽谷がフルカウントから投じたスライダーを中前に同点適時打。5回2死一、二塁では「ここは思い切っていこう」と3球目の直球を捉えて、きっちりとセンター返しする決勝タイムリーを放った。

 2打席連続タイムリーは、いずれも2死からの一打。特に5回は無死二塁での柳町の捕ゴロで正木が三塁で憤死し、チャンスがついえたかに思われたところからの価値ある勝ち越し打だった。経験豊富な攻守の要は「1本目は運が良かったですが、2本目はしっかり捉えることができました。一試合一試合、一球一球の怖さはある程度分かっているところもある。あそこで打てて良かったです」と振り返った。

 この時期は母校の奮闘もモチベーションになっている。27日に明豊(大分)が4年連続の夏の甲子園出場を決めた。自身も春夏合わせて3度出場して聖地を沸かせた。高校球児の一試合、一球に懸ける思いを「プロになっても忘れてはいけないこと」と改めて心に刻む機会になっている。

 「優勝を決めたので(昨日も)頑張りたいなと思っていたんですけど逆に力んでしまった。同じ日本一というところを目指して頑張っている。後輩のいい刺激になるように頑張りたいし、刺激をもらいながら頑張りたい」

 今月15日に33歳を迎えた。年齢的にはベテランにさしかかる域だが、守備で圧巻のプレーを見せて幾度となく投手を救っている。尊敬する球団OBの松田宣浩氏(本紙評論家)のトレーニング方法を参考にした“松田式”を昨年から始めて継続している。「大きなけがなくやってこれている。守備に関する動きは少しずつ戻ってきたと思う」と手応えを感じている。

 不動の正遊撃手としてチームをけん引している今宮。4年ぶりの歓喜の瞬間に向けて、勝負の夏場も大暴れする。(木下 大一)

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