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ロッテ 西武戦開幕13連勝 同一カードプロ野球タイ記録 ポランコ球団タイ3度目1試合3発

2024年08月01日 05:30

野球

ロッテ 西武戦開幕13連勝 同一カードプロ野球タイ記録 ポランコ球団タイ3度目1試合3発
<ロ・西>(左から)パワーを魅せたソト、ポランコ、メルセデス(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ6―2西武 ( 2024年7月31日    ZOZOマリン )】 ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が31日、西武戦で自身3度目となる1試合3本塁打で6―2勝利に貢献。16本塁打でリーグ単独2位に浮上した主砲の活躍で、チームは同一カードの開幕からの連勝を13に伸ばし、パ・リーグ新でプロ野球タイ記録を樹立した。首位のソフトバンクが敗れたため、自力優勝の可能性が復活。10ゲーム差の2位から奇跡の逆転Vを狙う。
 夏の夜空に舞い上がる美しい花火に、ZOZOマリンに詰めかけた2万5978人のファンも酔いしれた。野球場を花火ショーの会場に変えたのはポランコ。2度マークした昨年に続く、自身3度目の1試合3本塁打で勝利に貢献し「練習から感じが良かったので、チャンスがあるなと思っていた」と誇った。

 まずは初回2死で相手先発の青山の145キロの直球を完璧に捉え、右中間へ14号ソロ。続くソトも同じく14号ソロを左翼へ放ち、2試合連続のアベック弾と主導権を握った。勢いは止まらない。3回には同じく青山から今度は111キロのカーブを右翼ポール際へ。7回はヤンの156キロの直球を、逆方向の左翼席へ運び「左投手から左方向に打てるのは感じがいい時。あまり力が入り過ぎていないのが良かった」と自己分析した。

 自身3度目の1試合3発は、リー兄弟、落合博満に並ぶ球団タイ記録。ただ、3本塁打を2度マークした昨年は、いずれの試合もチームが敗れただけに「3本目を打った時に“今日は負けないといいな”と思った。3本打って勝ったことは本当にうれしい」と笑った。

 ドミニカ共和国出身の長距離砲は夏に強い。昨年は6月までの3カ月で8本塁打だったが、7~9月で17本を量産して本塁打王を獲得。左大腿裏の張りで球宴を挟んで6試合スタメンを外れたが、前日から復帰すると、2戦4発で16本塁打とし、リーグトップのソフトバンク・山川に一気に2本差に迫った。

 この日は夏の恒例イベント「BLACK SUMMER WEEK」と題して開催され、本塁打が出るたびに本物の花火も打ち上げられた。チームの1試合4本塁打は今季パ・リーグ初。開幕からの同一カード13連勝という記録にも花を添えた。「夏は大好き。この暑さに負けないようにベストを尽くす」とポランコ。奇跡の逆転Vへ、勢いを加速させる。(大内 辰祐)

 ≪落合、リー兄弟以来≫ポランコ(ロ)の1試合3本塁打は昨年7月16日楽天戦(ZOZO)、同8月23日ソフトバンク戦(ZOZO)に次ぎ3度目。1試合3本塁打以上のプロ野球記録はブライアント(近鉄)の8度だが、ロッテでは3度が最多でレオン・リー(79年(2)80年(1))、レロン・リー(80年(1)84年(1)85年(1))、落合博満(82年(1)85年(2))に次いで39年ぶり4人目。全て本拠地でマークしたのはポランコが初めてだ。

 ≪1カ月半ぶりメルセデス3勝≫ロッテ・メルセデスが7回2失点で3勝目。約1カ月半ぶりの白星に「本当にうれしく思っている。ようやくチームの力になれた」と喜んだ。今季は6月まで防御率1点台を維持し、球宴にも初選出。吉井監督は「先発投手を勝ちで評価するのは昭和の時代。これまでCC(メルセデス)はよく頑張ってくれている」と称えた。

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