日本ハム・伊藤大海が自己最速20試合目で10勝到達も「細心の注意払うところだった」と反省

2024年08月26日 06:00

野球

日本ハム・伊藤大海が自己最速20試合目で10勝到達も「細心の注意払うところだった」と反省
<日・ソ>今季10勝目を挙げた伊藤(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   日本ハム5―3ソフトバンク ( 2024年8月25日    エスコンF )】 日本ハムの伊藤大海投手(26)が、自身2年ぶりの2桁10勝目をマークした。25日のソフトバンク戦に先発し、5回5安打3失点9三振を奪った。プロ入り後、自己最速となる20試合目での2桁到達となったが、先発として最低ノルマとなる5回降板を猛省した。チームは首位ソフトバンクに連勝で勝ち越し、貯金を新庄政権最多となる13とした。
 試合後、ベンチ前で柳川からウイニングボールを手渡された伊藤は、申し訳なさそうに受け取った。自身2年ぶりとなる2桁10勝をマーク。自己最速となるシーズン20試合目での到達にも笑顔はなかった。

 「監督からのメッセージだと思う。信頼がないという判断だと思うので、悔しさを持ってやりたい」

 4回までわずか3安打無失点。しかし、伊藤が「細心の注意を払っていくべきところだった」と悔やんだのが5回だ。1死から甲斐に四球を与え、続く周東、川瀬に連続三塁打を許し、最後は自身の暴投でこの回一挙3失点を喫した。味方が序盤に奪ったリードを1点差に詰め寄られ、この回で無念の降板となった。

 それでも、5回まで9奪三振。この日はルーフオープンデーのため、吹き抜ける風を利用して変化球を主体に攻めた。ただ、伊藤は「最初良くても最後ああいう形だと印象も良くない」と猛省する。「内容よりも最後のマウンドの降り方を特別意識してやっていきたい」と、何度も反省の言葉が口を突いた。

 チームは首位ソフトバンクに勝ち越し、CS出場へ大きく前進した。まだソフトバンクとの直接対決は6試合残る。「相手がどこであれ、求められた役割を全うできるのが一番だと思う。相手に関係なく自分の役割を全うすることだけを考えてやっていきたい」。そう真っすぐ前を向いて語った目の奥は、雪辱に燃えていた。(清藤 駿太)

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