関本賢太郎氏 鳥肌が立つような阪神の初回6連打 近本の安打が「これからだ」という空気に変えた

2024年09月05日 05:15

野球

関本賢太郎氏 鳥肌が立つような阪神の初回6連打 近本の安打が「これからだ」という空気に変えた
<神・中>初回無死一塁、福永の打球をさばくも二塁に悪送球する佐藤輝(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神9―4中日 ( 2024年9月4日    甲子園 )】 【関本賢太郎 視点】見ていて鳥肌が立つような初回の6連打だった。2点を先制された嫌な雰囲気も近本の安打が「これからだ」という空気に変えた。ヒットになるバットの角度を維持している近本、外角直球をしっかり上から押さえ込んで同点にした森下と、それぞれが内容のある攻撃をした。5回、6回の追加点もレベルの高いつながりだった。
 広島、巨人が敗れて3・5差。優勝争いに加われる形になった。上位2球団にもプレッシャーがかかるし、阪神は「行ける」というモードに入れる。大きな逆転勝利だ。

 可能性が見えてきたからこそ、これからはミスが許されなくなる。上位との直接対決で勝つためにも接戦を守り勝つことが必要だ。初回に佐藤輝の二塁悪送球から失点した。123試合で22失策。プロの世界では倍多い。構えが高いのも気になる。最後の勝負でどこまで変われるか。変えることはできる。佐藤輝もチームも、これから本気度を問われる。厳しい局面の中、守備、走塁でスキを見せないことが勝ち抜くためには必要だ。 (スポニチ本紙評論家)

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