野村謙二郎氏 広島のリーグ制覇のチャンスはまだ十分残されている「いま切り替えないでどうする」

2024年09月07日 05:45

野球

野村謙二郎氏 広島のリーグ制覇のチャンスはまだ十分残されている「いま切り替えないでどうする」
<広・中>初回、右前打を放った小園(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島0―3中日 ( 2024年9月6日    マツダ )】 【野村謙二郎 視点】先発した大瀬良がいきなり3点を失って迎えた初回の攻撃。先頭・秋山からの連打に“ヨーシ、今日はオレたち野手でひっくり返してやるぞ”という気迫を感じた。そんなふうに映ったシーンは今季初めてかもしれない。
 1死満塁の好機で、しかし、1本が出なかった。出ていれば逆転だって可能な状況だった。延長11回を戦い、逆転サヨナラ負けを喫した前夜からの流れを感じる。ましてや今朝早く横浜を出発し、広島へ戻って臨んだ移動試合でもあった。

 われわれを含む第三者が考える以上に、選手が一番勝ちたいと思っている。失ったのは初回の3点だけ。大瀬良もリリーフ陣も、走者の出塁を許しながら粘って抑えており、零敗には野手陣がより責任を感じていると思う。

 ここに来ての連敗は正直痛い。とはいえ、リーグ制覇のチャンスはまだ十分残されている。今日は今日と切り替えたい。いま切り替えないでどうする―。簡単じゃないのは承知の上で、その言葉を贈りたい。連敗から脱出し、7日の試合に勝って笑顔になるために。 (スポニチ本紙評論家)

おすすめテーマ

野球の2024年09月07日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム