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タマスタ筑後のグラウンドを守る西山修平さん 阪神園芸仕込みの「技」で、最高の状態を作る

2024年10月08日 05:00

野球

タマスタ筑後のグラウンドを守る西山修平さん 阪神園芸仕込みの「技」で、最高の状態を作る
タマスタ筑後でグラウンドキーパーを務める西山修平さん Photo By スポニチ
 タマスタ筑後でグラウンドキーパーを務める西山修平さん(37)は「選手が1分1秒でも外で練習できるように」と日々、忙しく動き回っている。
 元高校球児で卒業後にソフトバンクのボールボーイとして4年間働いた後、甲子園球場のグラウンドを整備している阪神園芸で5年間勤務した。「今の自分の基礎を育ててもらった」。芝生の管理から叩き込まれ、現職に生かしている。

 タマスタ筑後の管理には16年の開業から携わっている。グラウンドの管理は阪神園芸で学んだ方法と基本的には同じだが、タマスタ筑後は甲子園と土の深さに違いがあり、独自の工夫をしている。水はけを良くするために土の層の下にある岩盤のかくはん作業を2月に実施。良好なグラウンド状態のキープに努めている。「水はけも良く、水持ちもいいグラウンドを目指しています」。砂ぼこりが立たない、適度な湿り気がある状態を追い求めている。

 天然芝の育成は独自にゴルフ場の管理者から学び、カルシウム豊富な肥料などを与え管理している。「土も芝生も生きている」と話すように簡単な仕事ではないが、その分やりがいがある。「(阪神園芸に)負けないように」と使命感に燃えている。 (杉浦 友樹)

 ◇西山 修平(にしやま・しゅうへい)1987年(昭62)5月16日生まれ、福岡県出身の37歳。玄洋高からソフトバンクのボールボーイ、阪神園芸で勤務し、16年から現職。

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