横浜が17年ぶりの決勝進出 二刀流の1年生4番・小野舜友が決勝打

2024年11月03日 12:54

野球

横浜が17年ぶりの決勝進出 二刀流の1年生4番・小野舜友が決勝打
<横浜・浦和実>5回、勝ち越し打を放つ横浜・小野(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 【高校野球秋季関東大会 準決勝   横浜 3―2 浦和実 ( 2024年11月3日    保土ケ谷 )】 地元開催の横浜(神奈川1位)が逆転で浦和実(埼玉1位)を下して優勝した07年以来、17年ぶりの決勝進出を決めた。
 タレントがそろう1年生からまたヒーローが現れた。この日、4番に座ったのは投打二刀流での飛躍が期待される小野舜友内野手(1年)。同点の5回2死二塁から勝ち越しの決勝左前打を放ち「4番が打てば勝てると思っていたので価値ある一本だった」と胸を張った。

 今大会での4番は初めて。「自分の打撃ができなかった」と第2打席までは打ち取られたが、第3打席は外角直球をうまく流し打ちして華麗に左前打。名門の4番として結果を出し「勝負の1打席だったので意地でも打ってやろうと思っていた」と表情を引き締めた。

 同学年には準々決勝で完封し、この日も4番手として試合を締めた右腕・織田翔希投手(1年)ら実力ある選手がそろう。その中で高校通算6本塁打の打撃と、左腕として最速140キロを誇る小野は「今は織田の活躍が目立つが、自分ももっとチームの勝利に貢献していきたい」と活躍を誓う。

 決勝はあす4日。「選抜の前に明日勝たないと意味がない。どこが相手でも勝負の試合になると思う」と選抜の前に関東制覇、さらには明治神宮大会優勝を見据えた。

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