パ王者・ソフトバンク 投壊11失点大敗で下克上許す 2連勝から屈辱の4連敗…柳田1号2ラン空砲

2024年11月03日 21:14

野球

パ王者・ソフトバンク 投壊11失点大敗で下克上許す 2連勝から屈辱の4連敗…柳田1号2ラン空砲
<D・ソ>2回、筒香に本塁打を浴び、先制を許した小久保監督(左)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2024第6戦   ソフトバンク2ー11DeNA ( 2024年11月3日    横浜 )】 ソフトバンクはDeNAに2-11で敗れ、4年ぶり日本一奪還を逃した。4点を追う4回に柳田悠岐外野手(36)が1号2ランを放ったが、投手陣が踏ん張れず、2桁失点。レギュラーシーズンで91勝、2位に13.5ゲーム差をつけて圧倒的な強さを誇ったパ王者が、セ・リーグ3位のDeNAに下克上を許した。
 第1戦で好投した有原が2回につかまった。先頭の筒香に1号ソロを浴びて先制を許すと、2死二、三塁から桑原に左前適時打とされ、さらに2点を失った。3回2死満塁では、押し出し四球で4点目を献上した。

 4点を追う4回。無死一塁から柳田が1号2ランをバックスクリーンに運んだ。第3戦の初回以降続いていた連続イニング無得点のシリーズワースト記録を29で止めた。

 しかし、投手陣が踏ん張れない。5回にはスチュワートを投入したが、押し出し四球、梶原に中前適時打を許して、2失点。1死しか取れないまま、岩井にスイッチ。しかし、流れを変えることはできず、結果的にこの回大量7点を失った。

 シリーズ2桁失点は、南海時代の56年巨人第1戦の12失点以来58年ぶり3度目。2連勝から4連敗と急失速し、小久保監督は就任1年目での日本一はならなかった。ソフトバンクは“ON対決”で注目された2000年の巨人との対戦に敗れて以来、日本シリーズ出場8連続優勝としていたが、その記録も途絶えた。

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