50歳現役の元中日・山本昌氏が「ラジコンのおかげで野球が長くやれた」と言い切る納得の理由

2024年11月03日 16:06

野球

50歳現役の元中日・山本昌氏が「ラジコンのおかげで野球が長くやれた」と言い切る納得の理由
山本昌氏 Photo By スポニチ
 元中日の山本昌氏(59)が、BSジャパネクストの野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」に出演。山本昌氏は、全日本選手権で入賞し、自らの冠大会も開催するほどラジコンに精通していることでも有名だ。
 50歳までプロ野球で現役を続けたが、「ラジコンのおかげで野球が長くやれた」と言い切る。

 1993年、94年と2年連続最多勝を獲得したが、翌年は膝を痛めて2軍生活。リハビリ以外にやれることがなく、練習は昼前に終わってしまう。そこで暇を潰すために見学に行った近所のラジコンサーキットでどはまりする。

 そのサーキットは偶然にも全国上位入賞するような東海地区の上級者が集まる名門で、彼ら上級者は1回走らせる度に転向、気温、路面温度、セッティングをすべてノートにメモしていたという。

 するとセットを変えた2回目はどんどん早くなっている。ただ楽しくてラジコン走らせている自分とは違うと気き、「俺、こんなに野球一生懸命やってるかな?」と自省したという。

 何十カ所、何百カ所もあるセッティングを手を抜かず行うラジコン上級者を見習って、山本昌氏も「俺も今のフォームが一番いいとは限らない」と体の動きを勉強するようになった。

 「初動負荷理論」を提唱する小山裕史先生は野球未経験だが、その指導を素直に受け入れたのもラジコンの上級者の姿勢を見ていたから「素直に受け入れられた」という。

 そして、1997年に小山先生の指導のもとで3度目の最多勝に輝いた。

 50歳まで投げ続けられたのはラジコンのセッティングのように手を抜かず丁寧に自分の身体と向き合った結果だった。
 

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