魔裟斗 父として“神の子”に判定勝ち 左フックでダウン奪う
2016年01月01日 05:30
格闘技
6年ぶりに一夜限りで現役復帰した元K―1選手の魔裟斗(36)が、現役UFC選手の山本“KID”徳郁(38)を判定3―0で下した。半年前からトレーニング、2カ月前からスパーリングを再開して備えた“反逆のカリスマ”は「純粋にうれしい。きょうのためにずっとやってきたので、最高の半年間だった」と振り返った。
“神の子”と対じするのは、04年の「Dynamite!!」以来、11年ぶり。前回はダウンを奪い合う激戦となったが最後は魔裟斗が判定勝ちした。今回もキックボクシングルールでの再戦。1Rこそ硬さが見られたが、2R終盤には立て続けにパンチを浴びせてダウンを奪った。第3Rも一方的に攻め、試合終了と同時にガッツポーズで勝利を確信した。
かつて鉄壁のディフェンスを誇ったが、ブランクにより動体視力とスタミナは著しく低下していた。それでも、拳を腫らしながら週6日のペースで汗を流してきた。そして、妻で女優の矢沢心と2人の娘がリングサイドで見守る中、父としての生きざまを示した。「もうリングに上がることはないと思うんで、勝った姿を見せられて本当にうれしい」。輝きを取り戻したのも一瞬。“反逆のカリスマ”は再びリングを去った。 (原田 真奈子)
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