高山 3度目防衛失敗 29日から世界戦7連発ただ1人敗戦…
2016年01月01日 05:30
格闘技
IBF世界ミニマム級タイトルマッチは王者・高山が同級8位のアルグメドに9回終了、負傷判定1―2で敗れ、3度目の防衛に失敗した。
「左の腫れと血の量が多かった。ホセ選手の大振りなパンチが見えない角度から来てそれと同時に頭も飛んできた。思うように戦えなかった」。2回に偶然のバッティングで左まぶたに鮮血が浮かんだ。視界が悪くなり大振りなメキシカンのパンチが度々入った。手数で対抗しても、決定打は浴びせられない。8回、今度は右目尻にも傷ができた。10回の前に試合終了を告げられると、ロープを叩いて悔しがった。
9月のV2戦で左まぶたを深くカット。その影響で一度もスパーリングをしない調整だった。出血は癖になっており、今後については「休んでから考えたい」と明言を避けた。日本人初の主要4団体のベルトを巻いたボクサーは競技人生の岐路に立っている。
▽高山―アルグメドVTR 高山は序盤から挑戦者にペースを握られた。2回に左まぶたの上をバッティングで負傷。中盤は、足を使ってリング内を軽快に動き、ボディーへのパンチや、コンビネーションで反撃したが、試合を通じた有効打の数で劣った。8回に右目上をカット。9回に出血がひどくなったために試合続行不可能と判断された。
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