カシメロの後頭部パンチでノーコンテストの赤穂亮「記憶は飛んでいる。頭は大丈夫です」

2022年12月03日 18:43

格闘技

カシメロの後頭部パンチでノーコンテストの赤穂亮「記憶は飛んでいる。頭は大丈夫です」
前日計量後にフェースオフした赤穂(左)とカシメロ=(C)NAOKI FUKUDA Photo By 提供写真
 【スーパーバンタム級ノンタイトル戦10回戦 ( 2022年12月3日    韓国・仁川 )】 前WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)とWBO世界スーパーバンタム級8位・赤穂亮(36=横浜光)の一戦は2回途中ノーコンテスト(無効試合)に終わった。2回にカシメロがバランスを崩したところへ赤穂の左が当たり、両手をキャンバスにつくダウン。再開後はカシメロが攻め込んだが、残り45秒で後頭部へのパンチ(ラビットパンチ)を受けた赤穂がアピールして試合がストップ。赤穂はコーナーでいすに座りこんだが、試合続行不可能としてノーコンテストが告げられた。
 試合後の赤穂との一問一答は以下のとおり。

 ――記憶している限り、幕切れはどのような状況だったのか。
 「最後のは効きましたね(苦笑い)。(ラビットパンチの瞬間は)ぶわーんという感じでしたね。記憶は飛んでいますね。(ラビットパンチは)たぶん、2回ぐらいありましたよね。向こうは2ラウンドで勝負をかけてきましたね。もっとちょっと冷静にやれば良かったですね」

 ――今のコンディションは。
 「体調は普通に戻っている。そうっすね。頭は大丈夫です」

 ――休憩中、試合続行は難しいだろうなと思っていたのか。
 「足に力が入らなかったので、立っていてもフワフワしていて。立っていても、立っているのか座っているのか分からないような状態だった。(15年8月に世界挑戦した)タイの時の感じですね。タイでも顔面も効かされて、ラビットも効かされてという感じ。あの時の感情が戻ってきました。あれが(カシメロの)プロフェッショナルなのでしょうね。なりふり構わず打ってくるという」

 ――想像していたカシメロとの現実に違いはあったのか。
 「あんなものじゃないですかね。思ったより踏み込みが速いとかパンチがあるとかいう感じではなかったですね。(カシメロの)調整はうまくいっていないだろうと思っていたけれど、仕上げてきましたね。試合になると。調整試合みたいな感じではないのですね。やっぱり仕上げてきましたね。ボクシング人生はこんな感じすっよ、もう」

 ――カシメロと再戦したいという気持ちはあるのか。
 「再戦したいとか、今は何もないですね。ここまで悔いなくつくってこれたので。もう1回やりたいとか、もういいとか、そういう感情がまずないですね…」

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