ゴング後の加撃で倒して反則失格負け…後楽園ホール騒然、怒号飛び交い険悪なムードに

2022年12月03日 20:55

格闘技

ゴング後の加撃で倒して反則失格負け…後楽園ホール騒然、怒号飛び交い険悪なムードに
試合後、安藤(赤グローブ)に謝罪する狩俣 Photo By スポニチ
 【ライトフライ級8回戦 ( 2022年12月3日    東京・後楽園ホール )】 「DYNAMIC GLOVE」のセミファイナルとして行われた日本ライトフライ級7位・安藤教祐(30=KG大和)―狩俣綾汰(27=三迫)で、ゴング後の加撃により狩俣が反則失格負けとなった。20年度全日本新人王の狩俣が3回に左フックでダウンを奪取。安藤も負けじと大振りの狩俣に右のカウンターを合わせるなど、白熱の打ち合いとなったが、5回終了のゴングが鳴った直後にコーナーで狩俣のワンツーがヒット。安藤はキャンバスに崩れ落ち、場内は騒然となった。
 安藤はセコンドに抱えられて起き上がったものの、足がもつれてフラフラの状態。コーナーのいすでポストにもたれたままで、試合続行不可能と判断された。狩俣はコーナーの安藤に駆け寄り、ひざまずいて謝罪したが、安藤の応援団からは「ふざけんな!」「反則負けだろ!」と怒号が飛んだ。失格が告げられると、今度は狩俣が所属する三迫ジムの三迫貴志会長が激怒。日本ボクシングコミッション(JBC)の役員席に詰め寄り、レフェリーがゴング後すぐに両者の間に割って入らなかったなどと大声で主張した。三迫会長は審判員になだめられながら引き下がったが、狩俣に「帰れ!」とヤジが飛ぶなど場内の険悪なムードはなかなか収まらず、ファンからは「せっかくいい試合だったのに…」とため息が漏れた。

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