宇佐美秀メイソン 初代K―1MAX王者のクラウスに判定勝利!大みそかに参戦の兄・パトリックへつないだ

2022年12月28日 18:08

格闘技

宇佐美秀メイソン 初代K―1MAX王者のクラウスに判定勝利!大みそかに参戦の兄・パトリックへつないだ
<INOKI BOM―BA―YE×巌流島>クラウス(右)に左ハイキックを見舞う宇佐美(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【INOKI BOM-BA-YE×巌流島 ( 2022年12月28日    両国国技館 )】 格闘技イベント「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in両国」が28日に両国国技館で開催された。第6試合「令和猪木軍VS世界格闘技軍9対9」のキックボクシングマッチは宇佐美秀メイソン(日本)がアルバート・クラウス(オランダ)に判定3―0で勝利。大みそかのRIZINに参戦する兄・宇佐美正パトリックにつなげた。
 試合は1ラウンドから壮絶な打ち合いに。中盤からメイソンのボディーへの攻撃からクラウスの顔面を捉えた。2ラウンドでは宇佐美がスピードとパンチのコンビネーションで圧倒しながら攻撃を当てていくが、クラウスは前に出続けてパンチのコンビネーションを見せていく。しかし終盤にはメイソンのひざ蹴りでクラウスが右の目頭をカット。3ラウンドも両者の打ち合いは続く中でメイソンは蹴りも的確に当てていく。ダウンシーンはなかったものの、判定3―0で勝利を飾った。

 試合後に支えてくれた人々に感謝したメイソン。「お兄ちゃんが年末に試合を控えているのでそちらの応援もよろしくお願いします」と大みそかの「RIZIN.40」に参戦する宇佐美正パトリックへのメッセージを送った。

 メイソンは大みそかのRIZINにも参戦する宇佐美正パトリックの実弟。15歳からその才能をストリートファイトの方向に向けて鑑別所入り。心配した父親は、離婚した母親の住むカナダに留学させるが、カナダでもストリートファイターとしての暴れっぷりに輪をかけ、5年間で2年も少年院・刑務所で過ごすことになる。身体の大きな外国人相手にも何ら臆することなく、ギャングのボスの自宅に強盗に入るほどの怖いもの知らずで、仲間数人が殺害され、本人も銃で撃たれた経験を持つ。さすがに心配した父親から日本に呼び戻された後にMMAへ転向し、LDHの「EXFIGHT」で3連勝、今年4月「POUND STORM」でプロデビューするも惜敗。今回はキックボクシングデビュー戦となった。

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