シャクールに6回TKO負けの吉野修一郎「キレは凄かった。一瞬のドーン!が速かった」

2023年04月09日 16:24

格闘技

シャクールに6回TKO負けの吉野修一郎「キレは凄かった。一瞬のドーン!が速かった」
<WBC世界ライト級挑戦者決定戦スティーブンソン・吉野>2回、スティーブンソン(左)にダウンを奪われる吉野(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBC世界ライト級挑戦者決定戦12回戦 ( 2023年4月8日    米ニューヨーク州ニューアーク )】 WBC世界ライト級4位の吉野修一郎(31=三迫)は同級3位の元世界2階級制覇王者シャクール・スティーブンソン(25=米国)に6回1分35秒TKO負けし、世界挑戦権を獲得できなかった。2回と4回にダウンを喫し、6回途中でレフェリーに試合を止められてプロ初黒星を喫した。
 試合後の吉野との一問一答は以下の通り。

 ――やりたいことはどれくらいできたか。

 「どれくらいだろう。100%ではないですよね」

 ――ストップは早いか。

 「そうですね、早かったですね。効いてなかったので、まあしゃあないです」

 ――相手の強さはどこに感じたか。

 「やっぱりうまいですね、技術、凄いです。ボディーバランス良いですね。全然、かわされてましたもん」

 ――1ラウンドの感触は。

 「1ラウンドの感触は良かったです。集中して、勝負は1ラウンドだなと思ってたんですよ。このアウェーの歓声と立ち上がり勝負だなと思って、集中してたんですけど、これ良い感じだなと思ったんですけど、ダウンされて、持ってかれたと思って」

 ――相手は普段より力を込めて打ってきたが、パワーは。

 「そこまでパワーは思わなかったです。キレは凄かったです。速かったです。一瞬、一瞬のドーン!ドーン!っていうのが速かったです」

 ――ダウンは効いて倒れたものではないか。

 「最初はフラッシュダウンです。タイミングはばっちりのところでした。正面を向いたところでポーンともらって、2回目は(首の後ろを指差して)ここらへんにもらって倒れたんですよ。最後は(胸に)もらってストップされました。しゃあないす」

 ――想像を超えていた部分は。

 「けっこう、バックステップ、バックステップでかわされていました。自分のつなぎが悪かったですね。1発1発で終わっていました」

 ――シャクールの相手は「遠くに感じる」と言うが。

 「遠いっていうわけじゃないですね、たぶん。バックステップで下がるから少し遠くなる感じと思うんですよね。距離を取られるじゃないですか」

 ――当たらない距離を知り尽くしている感じか。

 「そうですね。こっちが攻撃しようとすると向こうがバックステップして、向こうが攻撃しようとする時は攻めてくる。アマチュア独特の打ち方ですね」

 ――戦前のプランはどういうものだったのか。

 「本当はもっと詰めたかったです。距離を詰めて、スティーブンソンが後ろにこう(のけぞるようなポーズ)なったところを攻めたかったんですよね。あとはもうちょっと右を外回りと内側に攻め方をいろいろ入れて、攻撃パターンのジャンルを増やせば、ワンツーだったり、フックの角度を変えたり、そういうのはいろいろあったんですけど」

 ――これまでの試合と比べてもダメージはないのか。

 「別にダメージは、はい」

 ――試合後にシャクールに何を言われたのか。

 「握手しなかったのは、試合終わるまでしなかったんだ、みたいな感じで」

 ――緊張は。

 「大丈夫です。しなかったです。やったるぞと思ったんですけど。別にアウェーでも全然気にならなかったんですけどね」

 ――手応えのあるパンチは中にはあったのか。

 「たぶんあったと思います。うーっとか言っていたんで。効いているかはわからないですけど」

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