井上拓真 「もっと上を目指したい」世界王座奪取もさらなる飛躍誓う

2023年04月09日 18:20

格闘技

井上拓真 「もっと上を目指したい」世界王座奪取もさらなる飛躍誓う
<ダブル世界戦>WBA世界バンタム級王座決定戦 井上拓真VSリボリオ・ソリス チャンピオンベルトを手に笑顔の井上拓真(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(27=大橋)が9日、世界王座返り咲きから一夜明け、横浜市内の所属ジムで会見を行った。
 前日8日は同王座決定戦で同級2位リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)に3―0で判定勝ち。前夜は興奮で明け方まで寝られなかったことを明かしながら「ホッとしている。兄が手放した4団体のベルトの一つをしっかり取ることができた。まずはスタートラインに立てた」と兄・尚弥(29=同)に続く世界4団体王座統一へ改めて決意を示した。

 試合中に偶然のバッティングで負傷した左目上の傷は試合後、病院で7針縫った。また、中盤には右拳を痛めていたことも明かしながら「打撲だと思うので大丈夫。早く練習がしたい。修正点はいっぱいあるので、次に突き進まないといけない」とやる気をみなぎらせた。

 一方で「試合には満足していない」と話し、より攻撃的なボクシングを一からつくり直す意欲を口にした。判定勝ちも、倒し切れなかったことを課題に挙げ「もっと攻撃的に行かないといけない。さらに自分を進化させないといけないし、もっと上を目指したい」と力を込めた。

 次戦は指名試合になる見通し。大橋秀行会長(58)は「秋頃にやることになると思う。WBAの指示に従う」と話した。

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