井上尚弥、NYジャック BWAA年間最優秀選手賞授賞式で米上陸 8日にも大谷翔平と久々対面へ

2024年06月08日 04:45

格闘技

井上尚弥、NYジャック BWAA年間最優秀選手賞授賞式で米上陸 8日にも大谷翔平と久々対面へ
BWAA表彰式で記念盾とベルトを贈られた井上(大橋ジム提供) Photo By 提供写真
 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が6日(日本時間7日)、米ニューヨークで開催された全米ボクシング記者協会(BWAA)による23年の年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン賞」授賞式を兼ねた夕食会に出席した。日本人で初めて同賞を受賞し、スピーチでは英語も披露。7日(同8日)にはヤンキースタジアムで行われるヤンキース―ドジャース戦を観戦予定で、大谷翔平投手(29)との共演も注目される。
 モンスターがニューヨークに上陸した。シックな黒の装いの井上はBWAAから記念の盾を贈られると、約300人の出席者を前に「今夜、この賞を頂けて光栄です」と英語でスピーチした。

 その後は日本語で、2戦で史上2人目の2階級4団体王座統一を達成した昨年を振り返り、「23年は自分にとって最も大きなチャレンジの年。どちらも簡単な試合ではなかったが、無事に勝つことができた。そうした結果を皆さんに評価していただき凄くうれしく思う。この先の自分のキャリアも楽しみにしていてください」と喜びを口にした。

 米国で最も権威のあるボクシング専門誌「ザ・リング」の編集長からもベルトを贈られ「ニューヨークに来たかいがあった。待ち望まれているんだなと感じた」と感慨に浸った。

 サイン攻めに遭うなど、米国でも人気、知名度が高まりつつある中、7日にはニューヨークでドジャース戦を観戦する。大谷と対面すれば、公式の場では18年12月の日本プロスポーツ大賞授賞式で初対面して以来。日本が誇るモンスター2人の顔合わせは日米で注目を集めること必至だ。さらに8日(日本時間9日)には、契約するトップランクの主催興行を「スポーツの殿堂」マディソンスクエアガーデンで視察する予定。華麗なるNYジャックとなりそうだ。

 ▽シュガー・レイ・ロビンソン賞 元世界2階級制覇王者シュガー・レイ・ロビンソン(米国)の名がつく賞。BWAAが年間最優秀選手を表彰する目的で1938年からスタート。初代受賞者は元世界ヘビー級王者ジャック・デンプシー(米国)。3回の最多受賞はムハマド・アリ、ジョー・フレイジャー、イベンダー・ホリフィールド、フロイド・メイウェザー(全て米国)、マニー・パッキャオ(フィリピン)の5人。井上はアジア人2人目の快挙となった。

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