「虎に翼」サスペンス新展開は昭和9年「帝人事件」がモデル?次週予告 父・直言に「罪を認めますか?」

2024年04月26日 08:15

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「虎に翼」サスペンス新展開は昭和9年「帝人事件」がモデル?次週予告 父・直言に「罪を認めますか?」
連続テレビ小説「虎に翼」第17話。猪爪直言(岡部たかし)は日曜出勤していたが…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の伊藤沙莉(29)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は26日、第20話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第20話は、猪爪家に突然検察が押し掛け、猪爪はる(石田ゆり子)は猪爪直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕されたと告げられる。証拠品として家中を物色され、途方に暮れる猪爪寅子(伊藤沙莉)たちに、下宿人の佐田優三(仲野太賀)は法律の知識を活かそうと提案。寅子たちは無罪を信じて帰りを待つが、直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」として事態は悪化し…という展開。

 共亜紡績など関係会社の重役重役、大蔵省の官僚、現役大臣らが連日逮捕。その数、16人。共亜紡績の株価が高騰すると分かって不正に得た利益が政財界にバラまかれたとする贈賄罪。帝都銀行が株の取引実務を行い、直言は銀行の高井理事らと共謀して賄賂を贈ったとされた。

 29日から第5週「朝雨は女の腕まくり?」に入る。次週予告。「被告人は罪を認めますか?」。直言は後ろを振り向き…。果たして事件の行方は。サスペンスフルな法廷劇になりそうだ。

 「共亜事件」は1934年(昭和9年)に起こり、斎藤内閣総辞職の原因となった疑獄事件「帝人事件」がモデルとみられる。

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