元エンタ芸人が驚きの転身 40歳手前で突然の解散 親に借金800万円で「自分でやってみようと」
2024年06月26日 12:52
芸能
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ラーメン店は開店から3年以内に約70%が閉店しているというデータがあるほど、厳しい世界。そんな中でも、最初に取材に訪れた“元エンタ芸人”が経営する店は約10年続いており、その人気ぶりがうかがえる。
店に入り、山崎が「なんか見たような雰囲気ある」と指摘すると、店主は「ナベプロの元コアの吉井と申します」とあいさつ。お笑いコンビ「コア」でボケを担当していた吉井崇さん。山崎は「知ってる知ってる。ヤンチャな人たちだよね?コアって言ったらヤバいでおなじみだから」とニヤリ。
2000年に結成したコアは元暴走族、特攻服でネタをする異色スタイルで日本テレビ「エンタの神様」などに出演。2005年にはM―1グランプリ準決勝まで進出する実力派コンビだったが、2013年にコンビは解散した。
山崎が「結構テレビとか出ていたイメージある」とその変貌に驚き。吉井さんは「全然…ちょこちょこ出させていただいていたんですけど」としつつ、「世界ふしぎ発見!」の前説を長く担当していたそうで、「私、何度か出させてもらってるけど」と山崎。吉井さんは「僕、紹介してます」と苦笑。「相方がいきなりネタ合わせで約束してたんですけど、“辞める”って言い出して。“今年、M―1ダメだったし、辞めようと思う”って。本当、(解散が)ポンポンって決まって」と告白。養成所の同期、バイきんぐがKOCで優勝した翌日、結果が出ず、コアは解散した。
「もう40歳前だったので、アルバイトはキツイなって。芸人やっている時、ずっとラーメン屋のアルバイトをやっていたので。当時、油そばって東京で初めて食べたんですよ。油そばに凄い取りつかれて、芸人時代に凄い食べ歩いたんタンですよ。“ここはもう1回勝負や”と思って、親にお金を借りて、自分でラーメンやってみようと」とラーメン店転身のいきさつを説明。山崎は「40歳前に親に金借りた?」と苦笑い。吉井さんは「恥ずかしい話なんですけど、800万円くらい借りました」と話した。
芸人時代の仲間に支えられ、店は軌道に乗り、親への借金も3年で完済。吉井さんは「今はもう全然、辞めて良かった。未練はないです」ときっぱり。
コアと同時期に「エンタ」に出ていたというサンドウィッチマン。伊達みきおは「コアが解散したっていうのは聞いてましたけど、そこから全く知らなかったので…うまそうなラーメン屋、10年もやってるんですね」と感心していた。