激辛ポテチで14人が救急搬送 3人診察の医師「1人はもうろう」「そんな少ない量でこれだけ…びっくり」
2024年07月21日 14:37
芸能
![激辛ポテチで14人が救急搬送 3人診察の医師「1人はもうろう」「そんな少ない量でこれだけ…びっくり」](/entertainment/news/2024/07/07/jpeg/20240707s10041000192000p_view.webp)
谷川医師はVTRで当時の状況について「お2人はゆっくり歩けるぐらいの状況で、比較的元気でした。ただ1人はストレッチャーに乗っていて、声をかけたらうっすら目を開けてやっと返事ができるっていう、もうろうとしている感じではありました」と証言した。
食べた量については「2人は1枚です。具合が悪かった子も1枚ですから、そんな少ない量でこれだけ具合悪くなるのかなとびっくりしましたね」と驚きを口にした。
具合が悪くなった原因については「激辛って言われるものの主成分がカプサイシンというものだと思うんですけれども、これが大量に摂取された場合には胃や腸の粘膜に炎症を起こしたり、それから血液の中に取り込まれた場合にはアドレナリンというホルモンの分泌を促進することになるので、それが非常にたくさん分泌されると血圧を上げたり心臓の負担をしたりっていう」と説明。
「やっぱりカプサイシンが消化管から吸収されて血中に入って来て、症状が強くなったっていうことかな。特に子供さんは大人よりも体の成熟がまだ途中の段階ですから、対応できない、影響出やすいということが言えるのではないでしょうか」と続けた。
激辛ブームが広がりを見せる中、谷川医師は番組や動画配信で、激辛食品を食べることで注目を浴びようとしたり、笑いにしたりするような行為は控えてほしいを警鐘を鳴らした。「健康を害するような、常軌を逸した量を食べるとか、そういうのはみんなやめようよっていうふうに思いますね」と語り、「どのくらい辛いか分からないものを一気に入れてしまうと取り出せないので、様子見ながら適度な量を探ってほしいですね」と訴えた。
高校生が食べたという「18禁カレーチップス」については、パッケージに「辛すぎますので、18歳未満の方は食べないでください」と警告されているほか、高血圧、体調不良、胃腸の弱い人も食べないように記載。「手、指にキズのある方は素手では食べないでください」など11項目にわたって呼びかけている。