黒木瞳 宝塚は記念受験のはずが…「夢の終止符を打つために、願書だけでも」 面接で爆笑さらったワケ

2024年10月05日 18:21

芸能

黒木瞳 宝塚は記念受験のはずが…「夢の終止符を打つために、願書だけでも」 面接で爆笑さらったワケ
黒木瞳 Photo By スポニチ
 女優の黒木瞳(64)が、5日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演し、芸能界入りのいきさつを語った。
 宝塚歌劇団を経て、女優として活躍する黒木だが、少女時代は「歌手になりたいわとか、映画に出たいわとかいうような」と、夢というよりは憧れレベルの熱量だったという。それでも、中学3年の時に見た映画「風と共に去りぬ」で演技に興味を持ち、高校では演劇部に入部した。

 演劇を始めて、舞台にも興味が高まったという。「舞台と映像って違うじゃないですか?舞台も見なきゃというところで、宝塚の『ベルサイユのばら』というので、生まれて初めて宝塚というのを福岡公演で見たんです」。そこで、役者たちがさまざまな役を演じている姿に衝撃を受けたという。

 「だって、おかしいじゃないですか?外国の人も見たことないんですよ?見たこともないのに、いきなりパリの人たち(演じている)ですよ。そして女の人が男をやっているんですよ?オスカルは女なのに、男の格好をしていて、でも本当は女なんです。どっちやねん?って感じなんですよ」。さらに「金髪、縦ロールに輪っかのドレスでしょう?夢のまた夢。行きたいとかではなく、すごい世界があるんだなって」とも振り返った。

 高校卒業後は音大に進もうと決めていたが、何となく心に引っかかっていたのが、宝塚の存在だった。「高3の時に“これってどうやって入るんだろう、宝塚”って」。パンフレットをにあった宝塚音楽学校の存在を知り、問い合わせた。「電話番号が書いてあって、電話したんですよ。どうやって入るんですか?って」。そこで、受験資格が18歳までと知り、「夢の終止符を打つために、願書だけでもって」と書類を送った。受験料の1万円は「当時のボーイフレンドから借りて」工面したという。

 音大には見事に合格。「合格したので、あと1週間あったんです。(宝塚を)受けられるじゃん?みたいな。行ってみたんです。楽しくて、楽しくてね。合格できると思っていないので」。記念受験のような軽い気持ちで、試験に臨んだ。

 面接ではその受け答えに、面接官が笑いの連続だったという。「“あなた、男役をやりたいんですか?”、“はあ、男役がよかです”とか言うんですよ。“いやあ、あなたの顔は娘役なんですよ”、“じゃあ娘役でもよかです”とか言うんですよ。そうすると、バーン!(と大ウケ)なんですよ」。合格するために必死な他の受験生とは対照的に、肩の力が抜けた福岡弁の黒木はギャップがあったという。パーソナリティーの「麒麟」川島明は「緊張と緩和で、バーンとウケちゃうんだ」と、その場面を想像していた。

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