「光る君へ」実資「えっ、そうなの?」指南役に「まんざらでもない顔」ネット爆笑!史実でも頼通から尊敬

2024年10月09日 10:30

芸能

「光る君へ」実資「えっ、そうなの?」指南役に「まんざらでもない顔」ネット爆笑!史実でも頼通から尊敬
大河ドラマ「光る君へ」第38話。「えっ、そうなの?」「指南されたいか」――。まんざらでもない藤原実資(秋山竜次)だったが…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月6日、第38話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第38話は「まぶしき闇」。ききょう(ファーストサマーウイカ)がまひろ(吉高由里子)を訪ね“光る君の物語”への思いを打ち明ける。まひろは物語の次の構想を練り始めるが、藤原道長(柄本佑)から新たな提案をされる。一方、中宮・藤原彰子(見上愛)と親王への呪詛の形跡が見つかり、藤原伊周(三浦翔平)の関与が明らかになる。一条天皇は道長に相談して処分を検討し…という展開。

 寛弘6年(1009年)3月、臨時の除目。藤原実資(秋山竜次)は大納言、藤原公任(町田啓太)と藤原斉信(金田哲)は権大納言、藤原行成(渡辺大知)は権中納言に。道長の意向を反映した人事。既に権中納言だった源俊賢(本田大輔)を加え、後世に言う「一条朝の四納言」が誕生した。

 藤原頼通(渡邊圭祐)も19歳にして権中納言に。

 頼通「権中納言となり、こうしてお話しできますこと、光栄にございます。父の話を聞くにつけ、私は、実資様をご尊敬申し上げておりました」

 実資「えっ、そうなの?」

 頼通「力を尽くしますゆえ、どうぞ、諸事ご指南くださいませ」

 実資「そうか(笑みがこぼれ)、指南されたいか。ならば、駒牽の上卿の次第を指南いたそうか。あるいは射礼の上卿の次第がよいか。どれも一からやれば大変だ。今からやるか?」

 頼通「おいおい、お願いいたします」

 実資「指南とは、おいおいするものではない!精進されよ(立ち去る)」

 SNS上には「実資のまんざらでもない顔w」「実資さんがマジ清涼剤。教えたがりのおじさん」「実資のくだり、声を出して笑ってしまった」「尊敬されて、まんざらでもない実資。かわいい(笑)」「いつやるの?今でしょ!な実資殿、好き」などの声が続出。視聴者の笑いも誘った。

 史実としても、実資は道長亡き後も頼通から頼りにされた。実資の日記「小右記」には、関白となった頼通と抱き合う夢を見た、の記述(長元2年、1029年)もある。

 次回は第39話「とだえぬ絆」(10月13日)が放送される。

 【用語集】(番組公式サイトから)

 ◇駒牽(こまひき)信濃、上野、武蔵、甲斐の4国の御牧(勅旨牧)から献上された馬を、宮中で天皇が御覧じ、馬寮や貴族たちに馬が分給され、彼らが牽(ひ)く儀式。毎年8月に行われる。

 ◇射礼(じゃらい)毎年1月17日、建礼門において親王以下五位以上および左右近衛、左右兵衛、左右衛門府の官人などが弓を射る儀式。まず手結(てつがい)という練習を行う。

 ◇上卿(しょうけい)公卿の総称の場合と、個々の朝議・行事を奉行する公卿の上首を指す場合とがある。後者の場合は原則として、摂政、関白、太政大臣および参議は上卿を勤めない。

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