【馬券顛末記】“雨馬場”が波乱予兆 ◎つけたレーヌミノルがV
2017年04月09日 18:23
競馬
「まさか…」
単勝1・4倍支持のソウルスターリングが伸びあぐねている。場内騒然。直線に向いてもいつもの切れ味はなく、3着を死守するだけが精一杯。2番人気のアドマイヤミヤビに至っては掲示板にも載れない12着。「馬場に泣かされた」とは手綱を取ったMデムーロの弁だが、見せ場すら作れなかったのはなぜか。
「残せ!!」
伸びあぐねる本命馬を確認し、思わず声が出た。ゴールの瞬間は年甲斐もなくガッツポーズ。単勝8番人気のレーヌミノルに◎が打てたのは、破格の動きを見せた1週前追い切りと、陣営に並々ならない勝負気配を感じたからこそ。
前哨戦のフィリーズレビュー(2着)はゴール前の斜行で勝てるレースを取りこぼしている。不運に意気消沈することなく、さらに磨きを掛け、状態をうまく引き上げたスタッフの勝利だろう。
馬連1万7000円。馬単は4万5330円も付けた。何より4080円の単勝が美味しかった。G1でこの単勝配当はめったにお目に掛かれない。いつも負けている。たまにはこんな日があっていい。(大阪・競馬担当オサム)