【スプリングS】サクセッション開花へ加速!抑えたまま併入12秒1
2020年03月19日 05:30
競馬
三浦は「(昨年6月の)新馬の前に何度か調教にも乗せていただき、その時と比べると馬がずいぶんしっかりした。昔から一生懸命に走る馬だったのでコントロールを確認したが、いい追い切りだったと思う。全ての面で成長している」と穏やかに切り出した。
見届けた国枝師も「しまい反応してくれたね。折り合いも問題なく、非常に滑らか。ジョッキー(三浦)も分かっている馬なので全権委任だね」と納得顔だ。
昨年6月東京のVデビューから約9カ月。昨秋デイリー杯2歳S(6着)こそ苦杯を喫したが、その他の3戦は完璧な内容だった。今年初戦のジュニアCは1分33秒4の好時計V。10キロ増の518キロはデビュー以来最高体重。新馬(496キロ)当時よりも20キロ以上増えた。ただ、全3勝はマイル戦。初の1800メートル戦は最大の鍵だが、鞍上は「乗った感じから1F延長は問題ない。走りからも心配していない」と前向きにとらえている。
全兄に昨春の豪G1クイーンエリザベスS(芝2000メートル)で名牝ウィンクスの2着に続いたクルーガーがいる良血。血統的には距離は十分こなせる下地がある。指揮官が「今回の結果次第で今後の路線が決まる」と話すターニングポイント。弥生賞を完勝したサトノフラッグと“超強力二枚看板”で皐月賞に挑むのか?はたまた、NHKマイルCか?当初騎乗予定だったルメールが早めにドバイ入りしたことで手綱を譲り受けた三浦は「これも何かの縁だと思う。いい競馬をしたい。一生懸命に乗るしかない」と闘志を燃やしていた。