【凱旋門賞】タイトルホルダー上昇!横山和も手応え「凄く良かったです」
2022年09月29日 05:20
競馬
最終リハは現地で滞在する小林厩舎の2頭を目標に。若駒時とは違う大きなフットワークは実にパワフル。ヨーロッパの重い芝を力強く踏みしめ、最後は馬体を併せた1頭と併入した。横山和は「前に2頭を置いて、それらを見ながら僕とタイトルホルダーのリズムだったり、精神状態を見ながらの追い切りとなりました。競馬に向けていいイメージができる調教になったので、凄く良かったです」と前向きな言葉を並べた。
今回が初の海外遠征となったが、フランスの地でも実に堂々としているタイトル。栗田師は「馬房でもよく休んでいるし、こっちの空気感がいいんでしょうね。エサをあまりがっつくタイプではないんだけど、カイバもすぐに口をつけているし、よく寝てもいます」と頼もしげな様子。本番への消耗度を考慮してあえて前哨戦は使わなかった。「久々でもしっかり走り切ってくれる子。ある程度、走れるベースをつくれば休み明けでも問題ないと思っています」とした。
いよいよ近づいてきた大一番。レースについて横山和は「(タイトルの)リズム、ペースになると思います。一緒に出走する全ての馬が素晴らしいので、その馬たちとレースができるのはとてもうれしく思います。ただ、僕はタイトルホルダーのことだけを見るつもりです」とイメージ。抜群のゲートセンスをしてハナは濃厚。持ち前のスピードとスタミナで、日本競馬の悲願へとひた走る。