【函館スプリントS】ブトンドール 態勢万全のラスト1F11秒6!3歳快速娘無敗スプリントで輝き再び
2023年06月08日 05:30
競馬
昨夏、函館でデビューすると芝6Fの新馬戦、函館2歳Sを連勝した。洋芝適性は証明済みで、パワーとスピードを兼ね備えたスプリンター。「2歳時に重賞を勝っているように、元々の完成度が高い馬だった。本質的には千二、千四まで。函館では負けていないし、いいイメージがある」と舞台を歓迎する。
父ビッグアーサーは16年高松宮記念覇者で、母プリンセスロックは短距離ダートで全3勝を挙げた。典型的なスプリント血統。ここ3走の敗因は距離的な面が大きく、決して力負けではない。前走・桜花賞は道中6番手から経済コースを立ち回ったが急坂で脚色が鈍って9着。鞍上の池添は「千六が長かったと思う。千二でいいレースをしてほしい」と巻き返しに闘志を燃やす。
3歳牝馬は16年ソルヴェイグ、17年ジューヌエコールが勝ち、昨年はナムラクレアが久々のスプリント起用で復活Vを飾った。3頭とも前走・桜花賞からの参戦でデータが強く後押し。大下助手は「(古馬と比べて)重量は軽いし、開幕週の時計にも対応してくれると思う」と前向きな言葉で締めくくった。快速馬が無敗のスプリント戦、約1年ぶりの函館で輝きを取り戻す。