【住之江ボート・SG第38回グランプリ連載<9>】片岡雅裕 29年ぶりに金冠を四国へ

2023年12月10日 10:00

ボートレース

【住之江ボート・SG第38回グランプリ連載<9>】片岡雅裕 29年ぶりに金冠を四国へ
片岡雅裕 Photo By スポニチ
 先月の三国SGチャレンジカップで見事、目イチの勝負駆けに成功した。2年連続でのGP出場。大舞台をその腕でつかんだ。
 「SG優勝戦の1号艇は緊張したけど、あまり余計なことを考えずに『勝ちます、勝ちます』と自分に言い聞かせました」

 昨年8月浜名湖メモリアルでは6枠からSG初優勝を飾ったが、2度目のSG制覇は人気を背負う1枠という状況で、重圧を克服してみせた。

 「今年の調子自体はこんなものかなという感じで、ペラが良かったり、悪かったり。昨年の方が良かったと思います。チャレンジカップの優勝でツキがあることは感じています」

 今年はここまで7月尼崎G2全国ボートレース甲子園の優勝のみだったが、三国でのSG優勝で大きく弾みは付いた。もちろん、1度経験したGPの舞台に立ちたいという諦めない姿勢も功を奏したはずだ。

 「住之江はどちらかといえば苦手。でも、住之江では2号艇で優勝しているし、今回のグランプリも2号艇からなので、いいイメージを持っていきたい」

 住之江では16年11月一般戦を2コース差しで優勝している実績がある。今回の1st初戦は縁のある2号艇からスタートするのもプラスにとらえたい。

 「賞金王を目指していきます」

 直前のSGを制して勢いなら屈指の存在。本紙評論家・中道善博氏が制した94年以来となる四国のレーサーによるGP制覇に挑む。

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